映画『天空の城ラピュタ』
中学生の頃、友だち(N)と映画館に行き『ラピュタ』観た。
初めて友だちと見た映画は、風の谷のナウシカ。次がトトロ・火垂るの墓、その次がラピュタ。側にはいつも、Nがいた。Nとは小学校〜高校まで同じ学校だった。中学生〜高校まで、イラストやマンガを描き、お互いに見せ合っていた。『うる星やつら』『キャプテン翼』『吸血姫美夕』などのアニメにはまった。
『ラピュタ』は、パズー、シータ、ドーラ、ドーラの息子たち、ムスカ…キャラクターが魅力的。空飛ぶ飛行石、天空の城という壮大なイメージの表現力、すばらしかった。
入道雲を見ると、『あの中にラピュタがあるかも!』と、妄想した。今でも時々思う。
パズーの食事がうまそうで、食パンに目玉焼きのせたっけ…。肉団子のスープおいしそうだった。ドーラと息子たちの食事風景の豪快さ!生きるって、食うことだよなぁ。むさぼり食う。
エンディング『君をのせて』はマイ・フェイバリットソングのうちのひとつ。
君をのせて
あの地平線 かがやくのは
どこかに 君を
かくしているから
たくさんの灯が 懐かしいのは
あのどれかひとつに 君がいるから
今、Nはどうしているんだろう。20年前、わたしの子どもが生まれたときにお祝いのプレゼント持って来てくれた。それから10年年賀状だけの付き合いが続き、今はそれも途絶えてしまった。手紙を送ったが返事はなかった。
わたしの10代はNとの思い出でいっぱいだ。
どこかで元気でいますように。
祈りをこめて。
Nとの思い出ともに。
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