コーヒードリップホルダー作りました
身の周りで困っていることを、3Dプリンタを駆使して解決をしております。
今回は、スターバックスのビックマグカップ向けのコーヒードリップバックホルダーを作りました。
課題
私はコーヒーが大好きで、午前中と昼食後にコーヒーが欠かせません。
コーヒーがないと集中モードに入れません。
そのためコーヒーを自宅で飲めるように、ふるさと納税で大量のコーヒーバックを注文しました。
私はコーヒーの量を飲みたいタイプで、このスターバックスのビックマグカップに、ドリップバック2つを使って入れております。
このマグカップは大容量を入れることができる半面、飲み口の径が大きいため、コーヒードリップバックが2つ上手く固定できません。
こんな感じで、ドリップバックがマグカップのふちをすべってしまい、ドリップバックが安定しません。
このままお湯を注ぐとドリップバックがどんどんとずれてしまい、最終的には、引っ掛かりが外れ、マグカップ内にドリップバックが落ちてしまいます。
そのため今までは、テープで固定してお湯を注いでいました。
これでは、いちいち固定するのも手間がかかりますし、テープ代がかかります。
作製方法
そこでスターバックスのビックマグカップ向けにコーヒーバックを固定する治具を3Dプリンタで作製しました。
作製の流れは以下の通りです。
1.仕様決定
2.設計
3.成形
1.仕様決定
まずは仕様決めということで、以下2点の仕様にしました。
A.コーヒーバックがマグカップに固定できること
B.治具がマグカップに固定できること
2.設計
A.コーヒーバックがマグカップに固定できること
課題であったコーヒーバックがマグカップに固定できることにフォーカスして作りました。
コーヒーバックをマグカップに固定する方法について、最終的にはドリップバックの固定部分を治具に挟み込める構造に行きつきました。
円の外側の溝でコーヒーバッグを保持しています。
実際には、この固定方法について大苦戦し、設計→作製→テスト を計10回ほど繰り返しました。。
試作品の山↓
B.治具がマグカップに固定できること
試作品を作る中で、この課題が挙がってきました。
コーヒーバックとマグカップの固定のみを考えて設計をしていましたが、トライアルをしている中で、そもそも治具がマグカップからずれ落ちてしまうことが発生しました。
そのため、治具がマグカップに固定できる構造についても検討しました。
円の内側の構造で治具をマグカップに固定しています。↓
設計ソフトはFusion360です。
無料期間もあるため使っている人は多いはずです。
3.成形
QIDI社のX-makerを使用しました。
型番は異なりますが、こんなやつです。
QIDI社は英語での連絡が必要ですが、カスタマーサポートがしっかりしていて、こちらからの質問に対して24h以内にレスポンスしてくれます。
1番大変だった箇所は、コーヒーバックの固定方法で、様々な構造を試しましたが、結局は一番ミニマルなデザインに落ち着きました。
ミニマルなデザインなため、3Dプリンタ出力時間も30min程度です。
最後に
海外旅行先で、お土産としてこのスタバのビックマグカップを購入したことのある人は少なくはないと思います。
ただし、サイズが大きすぎたりして、私の様に普段使いがしにくくて困っている人は多いと思います。。
今回はそんな課題を解決するために、コーヒーバック保持の治具を作製してみました。
今後は更なりスタイリッシュに仕上げるため、やすり掛け、パテ埋め、塗装をして、おしゃれな1品に仕上げていきたいと思います。
もし需要があるようでしたら、もう少しスタイリッシュにしたものをBASEで販売しようかなと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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