京からかみさんの版木は、いつもの半紙を特別な半紙にしてくれる。

今回は瓢箪の版木を使い、少しかわいらしい感じのピンク色（アートニック　56シナモン）で摺ってみました。
スタンプパッドを使っているのに「摺る」なんて言ってもいいものかと思うけれど、「捺し」てはいないので、やっぱり摺るだろう。
印を捺すのとはちょうど反対のようなその工程もとっても新鮮。

摺った半紙は内側に。
上掛けの半紙がピンクのかわいらしさを抑えてくれて、ほどよい感じになってくれました。

源氏香図遊印「鈴虫（9㍉印影）」は、
ちょっとだけくすんだ緑で捺しています。
体感的にはその気配をみじんも感じないけれど、
初秋の雰囲気を少しでも。。。と思う。

機嫌良くいきましょ
藤井あき乃

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