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想像以上に近い国で、想像以上に違う国、韓国。④

 以上が3泊4日の韓国旅。4年振りの海外旅行で短いながらも濃密な時間を過ごす事が出来た。行くまではお隣の国、と言いつつも物理的に短いフライト時間を経験したことで、精神的な近さを実感することとなった。けれども食文化は大きく違う。余談話を幾つか。
 下水道設備が理由か非水溶性のトイレットペーパーが理由かまでは調べていないが、韓国ではトイレにペーパーを流せない所があるのは知らなかった。それも、遠隔地ではなくて町中でだ。自分も明洞の商業施設でトイレを利用した時、実際に「化粧紙は備え付けのゴミ箱に捨てて下さい」との表記を確認した。衛生的にも匂い的にも使用済みペーパーが存在するので何をか況やである。
 地下鉄乗車時に車いすに乗った老人がしゃがれ声で何か言いながら寄付を募って(所謂お金くれくれ)車両を行き来していた。面白いのは、海外観光客にだけ声をかけるのだ。で、きっちりと僕の前でも止まった。あるある話として、非アジア圏の容姿を持つ人からすると「中国人も韓国人も日本人も見た目では判別がかなり困難」だが、「アジア圏の容姿を持つ我々からすると、何となく三者三様で大体区別出来ちゃう」が発揮されている。老人の判定精度もかなり高精度だ。こういう経験は以前の海外旅行で幾度となくあるので、小銭を持っていれば差し上げるのだが、本当に小銭の持ち合わせが無かった。それでもしばらく彼は何かを訴え続け、最終的には諦めて去っていった。いずれにしても日本では見かけない光景だ。
 南大門市場にも触れておこう。ショッピングエリアとして有名だ。最も印象的だった声かけが日本語で「…お兄さん、完璧なニセモノあるよ~」だ。明洞でも同じセリフで声をかけられた。どこかに”ウサンクサ~イ声かけ専門学校”でもあるんかいな。。。笑

南大門市場。是非一度、現地へ!完璧なニセモノあるよ~。

 コロナ的観点で言うと、韓国のマスク着用は基本人それぞれのようだ。ホテルや店内のスタッフ等はほぼマスク着用。町中の人はしてる人としていない人は半分半分の感じだった(車内も含む)。一緒に歩いてしゃべってる片方はしているがもう片方はしていなかったり。
 他に印象的だったのは、特に休日になると韓国軍の服を着た人をチラホラ見かけた。休みで帰省や恋人と会ったり、という感じのようだ。日本の風景とは異なる一面だと思う。
 以上、ざっくりと韓国をレポートしてみた。今回の旅では食べる機会が無かった韓国料理も多く、文化体験も含めてまたいつか行ってみたいと思う。

ソウル駅を出たところ。

 そして最後に。今回はこれまでの旅とは違い、一人旅ではなかった。詳しくはnoteの初回寄稿「輪郭を強く描いて」にて。旅を共にし、人生も共にすることに。二人の輪郭を描き始めた地、韓国。

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