短歌log 質量のある恋
僕はまだ この街からは出れなくて
それは少しだけ 愛に似ている
ネモフィラの青に突き落とされたこと
手首に透けるぬるい静脈
11時珈琲を飲む 陽だまりで
ぬくたくならないシルバニあの子
なぁニーチェ、曇ってるよね窓ガラス 白いだけだよ呪いも自殺も
君の息二酸化炭素の味がする
鯨が空を泳いで視える
嫌われたくない、のだろう。
発火をしない カップヌードルのかやく
沢山のものを捨てたね その指は
加重毛布をカートに入れる
愛にさ夏は勿体ないよ、海岸をなぞるファスナー上げるかのように
呪いをかけて生きたいよ
夏の湿度を嫌えずに虚しくなるとか
毎日、虚構と向き合っています。
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