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♬音楽は国境を越えて♬



愛するふるさと日本の、民主主義社会を生きる私達には
言論の自由があります。 表現の自由、職業選択の自由、学問の自由
思想・信教の自由、集会・結社の自由なども然(しか)り。
『音楽』もまた同様に、創る権利も、演奏する機会も、聴く自由も
幸いなことに保障されています。
 
 
誰でも、音楽という音楽を生活の隅々に取り入れ
思う存分に堪能(たんのう)することが可能なのです。
音楽には 国境がなく、人類共通の言語であると同時に
人類普遍の、かけがえのない文化遺産。
時代の隔たりも、歴史の障壁も乗り越え
世界を縦横無尽に駆け巡りながら、すべての人々の心に
夢と希望と勇気を与え続けてくれるのです。
あるいは深い悲しみに、寄り添ってもくれるのです。

 
 
この広い世界には、満天の星の数ほどの膨大な音楽。
冠婚葬祭や喜怒哀楽。 折々の季節や時代背景。
その時々に適合した音楽が数限りなく存在します。
一曲一曲の、わずか数分の中に凝縮される、大宇宙に似た無限の広がり。
音楽が人間によって創造された物なら
それを理解できるのも、やはり人間。
けれども、私達が生涯に出会うことの許される音楽は
天文学的な全体数からすれば、ほんのひと握り。
音楽との感動的な出会いを、未知なる国への浪漫飛行さながら
私はいつも熱望していました。
 
 
好きな事や、感動できる物が、どのくらい存在するかによって
人生の充足感は決定的に異なります。

季節の移ろいを肌身に感じながら、例えばお気に入りの音楽を聴く。
例えば仲間どうし集まり、ふるさとの自慢話や
学生時代の思い出を語り合う…。 人は本来、このような瞬間ほど
心の内なる ”受容体” が全開の時は無いのです。
思い思いのBGMと共々に、語り合うのは初恋体験でも良いし
世界一周旅行の夢や、仕事への熱意や、将来の人生設計でも良い。
とにかく自分なりに、人生を有意義に過ごすための工夫を
積極的に求めてみてはいかがでしょうか?
 
 
若い頃の幾多の経験は、生涯すなわち老後に至るまで役立ちます。
人生の旅路は長いがゆえに、その道中で
様々な悩みや難問にも直面することでしょう。
もしも当事者に、幅広い知識なり、教養なりが備わっていれば
正しい解決策を即座に、導き出せるかも知れません。
真理を獲得するためには、狭い概念に固執することなく
物事を ”客観視” できる思考態度が必要です。 平たく言えば
いっさいの偏見を捨てて、物事を様々な角度から受け止めてみる。

 
 
日常の些細な出来事にも、『ささいな…』とは決めつけずに
出来るだけの関心を持ってみる事です。 『ああなるほど!』と
少しでも興味を持てたなら、そこから人生が開けてくる。
人生が出会いなら、素晴らしい出会いは、みずからが進んで
求めるものでなければ、なかなか訪れるものではありません。
食わず嫌いではなく、常日頃から探求心を抱き続けること。
そうする事で、より多くの経験を効率よく、積み重ねることができる。
人生行路に必要な栄養素は、どんどん吸収すれば良いのです。

 
 
 
栄養豊富なご馳走を目前にしながら、意図して好き嫌いが激しいのでは
栄養不足になるのが関の山。音楽や食物などの奥深い味わいを楽しめず
偏執狂的に特定の対象にしか関心を示せないのは、ある意味で不幸です。
味覚の未発達とか思考の枯渇とか、不本意なレッテルを貼られかねません。
勿論、味噌も糞もごちゃまぜに食せよと、申し上げているわけではなく
消化不良を起こさない程度に、識別(見極め)と取捨選択の余地を
残しておくことが、常識的な前提条件ではありますが…。
 
 
 
こらからは "感性の豊かさ" が、求められる時代です。
社会人としての包容力、寛大さ、許容範囲能力。

つまり感性の裾野の広さが、現代社会の
とりわけ、困難な時代を生き抜く強靭な≪要塞≫となります。

芸術・文化・政治・社会思想その他全般において、独善的で不均衡な
価値判断を下す前に、まずもって、みずからの感性を磨くことが肝要。
そうする事で、これまで未踏であった荒涼の地をも果敢に開拓できる。
多種多様な価値観と接し、みずから斟酌(しんしゃく)し、学習をし
なおかつ他者へのリスペクトを忘れず、一歩ずつ地道に会得できてこそ
初めて、視界の広い、バランス感覚の保たれた感性を構築できるのです。
 
 
情操教育の良材として、音楽の活用は殊のほか妙案でしょう。
先入観を避け、ジャンルや歌手の区別に関わりなく、音楽を幅広く
受け入れる姿勢で、ゆったりと鑑賞に浸ることが最善の方法です。
みずからの感性を、折に触れて鼓舞し抑揚もし、自在にコントロールする。自然体で、このような技術もしくは生活習慣を身に着けておけば
人間関係の面においても、臨機応変な対応が可能となるのです。
必要以上に取り乱したり、激昂したり、他者を見下したり
或いは無感動な日々をやり過ごすことも無い。
音楽との幅広いふれあい——。
このキーワードだけでも、人生は驚くほど豊かに開けてきます。

 
 
音楽を通して開放的な幅広い感性を身に着け、さらなる自由世界へ
羽ばたいて行けるものなら、私達は、どれほど頼もしく柔軟で
確固とした≪精神的支柱≫を打ち建てた事になるでしょうか。

『感性の豊かさ』を測定する、身近で最適な尺度(バロメーター)としても
音楽の役割は抜群です。 同一傾向にこだわることなく
いかに幅広く音楽を受け入れ、どのように理解し活用できるか否か?
ある時は親友の如く、ある時は一杯の紅茶の如く、又ある時は
大絶景に臨むが如く、心身の健康増進に役立てるのも良し。
それとも音楽は、日常生活全般に不可欠なものであるから
皆さんの心の内なる世界で、とっくに浸透済みだったかも知れませんね…。
 


 
※建礼門葵によるエッセイ『音楽は国境を越えて』でした。
音楽に関する次回投稿予定は『心に寄り添う音楽を求めて』です。
更にそれ以降は、建礼門葵の ”空前絶後” な音楽コレクションの中から
お気に入りの音楽(メロデイを最重視)を多数、紹介させていただきます。
その内容は➡
古き良き映画音楽、クラシック音楽、反戦歌、アニメソング
日本の愛唱歌&抒情歌、旅の歌&ご当地ソング
古き良きワールドスタンダードナンバー
(ポップス・C&W・ラテン・ジャズ・シャンソン・カンツォーネ等)
センチメンタルメロディー600曲
(歌謡曲・演歌・フォーク・ロック・ニューミュージック・外国曲)
その他、幸せいっぱいな歌、きれいな歌、心が癒される歌、元気をくれる歌
投稿日程は未定ですが、どうぞ、お楽しみに!


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