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何倍にもなって返ってくる 気持ちのいい贈り物のしかた


昔は誰かに贈り物をするとなると「わ、どうしよう」と不安が先に立つところがあったが、今はどちらかというと「よーし、任せろ」と意気込むことのほうが多い。

長年目上のかたやお客様とお付き合いをしてきて、それなりに"贈り物"の経験値を積んできたからだと思う。お金も知識もなかった若いころと比べると、今はなんとなくコツのようなものを心得られたのだろう。

私は長いこと学生(みたいなもの)だったし、年上の人と付き合うことのほうが多かった。何より夜職歴が長いので、贈り物はするよりされる(または"させる")ことのほうが圧倒的に多かった。

(女性が男女関係の中で贈り物を"される"というのは不思議な行為で、実は何をもらうか、どうもらうかは、贈り手の男性が完全にコントロールしているように見えて、実際は受け取り手の女性が鍵を握っていることが多い。いい女だから、たくさん貢献したから、いいものをもらえるとは限らない。そこにあるちょっとした心理的機序が大きく結果を左右する。気持ちよくいい贈り物を"させる"側にも大いにコツがいるのである。
と、ちょっと話題がずれてきちゃったけれど、気持ちよくイイものを贈られるちょっとずるいコツについてはまた別のnote今回に譲るとして、今回は気持ちのいい贈り物のしかたについて書いてみたいと思う。)

普段は「贈られる/受け取る側」だからこそ、私の方から“贈る”という行為はものすごく稀なことであり、相手にインパクトを与えることができたのだと思う。ちょっと時代錯誤的かもしれないが、女性が男性に何かを”贈る”って行為、その関係においてすごく大きな影響力を及ぼすと私は思っている。

誕生日、クリスマス、記念日、お祝い、お別れ。

この記事を読んでくださっているあなたにも、きっと思い出に残っている贈り物がひとつはあるはずだ。

贈り物というのは人間関係において時に非常に重要な"しるし"みたいなものになる。普段なかなか伝えられない想いを伝えたり、相手への思いやりを表現したり、二人の関係を振り返ったり。

贈り物のしかたひとつが、その後の関係を左右することだってある。いい贈り物は、必ずひとの心に残る。


夜職時代を振り返っても、売れている子はお客様への「お返し」の気持ちを決して忘れなかった。なにかを贈るとなれば心を込めて、相手が喜ぶものを選んでいた。そういう時、決してケチったりはしなかった。逆にそういうお返しを軽視し、ずっとずっともらい続けるだけだった子は、お客様と長い安定した関係を築くことができていなかったように思う。

というわけで、私も誰かに贈り物をするときは、その機会を"最大限生かす"ことを意識するようにしている。そうすることで、その贈り物にかけたお金はその関係への投資になって、何倍にもなって返ってくるからである。それはそ相手とのお付き合いにとどまらず、そこから広がる仕事や人脈や、自分の将来にまで関わってくることがある。

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つい最近も、ここ数年とてもお世話になっているお客様の誕生日があった。

その人は40代にしてはすごく古風な男性で、官僚の家庭に生まれ、「女性に財布を出させるなんて!」という教えのもとに育っているため、食事に行っても出かけても、私が彼に何かお金を出すということが一切なかった。皆無といってもいいくらいだ。

というわけで、お誕生日祝いは言い換えれば年に数回しかない、私から彼に何かを贈る貴重な機会だったのである。

さて、何を贈るか。

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