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40歳自営業、痔瘻になる

痔の多い人生を送ってきました。

発現は確か2020年頃だったか、なんかお尻に違和感を抱いて、それはたちまち疼痛へ。最初はケツにウンチついて拭き損ねてたのかなくらいに思っていたらそうではない、ウジウジと痛痒いからハッキリとした痛みへ変わり、出張中だったワイは全身を突っ張るような姿勢で家に戻った。

嬉々として「ほらケツ出しな」と手ぐすねをひくワイフに突き出した肛門のすぐ隣には親指大に膨れ上がった膿が。それはいじっているうちにすぐ潰れ、ゴミ箱半分程度のティッシュを費やすほどのカスタードクリーム状の膿が出てきたそうな。一人じゃとてもこうはいかない。

それで翌日病院に走って「お尻が痛くなって膿ができて、潰れました」っていうのがこの病気との付き合いはじめ。

んでこれとまったく同じ症状があれから2回繰り返し、医者は言った。
「これね、もうクセになってますね」

なってたまるかよ

医者「定期的にこうやって膿がたまるので、切開手術をする。ちょっと大げさですが一生付き合っていく。もしくは・・・」
ワイ「もしくは」
医者「根治手術をする」
ワイ「そっちでお願いします」

一生付き合っていくなんてワイフで十分である。

それで手術をすることになった。それが4月下旬から5月アタマにかけての話。ところが、手術をするための血液検査で引っかかった。
そう、血糖値400を超えるおぞましい数値である。

結果、痔のために確保した日程は「39歳自営業、糖尿病になる」シリーズとして図らずも別の入院として費やされた。

そして退院から100日あまり。血糖値も90を切って、ワイも39歳から40歳になった。観測史上最高を更新しまくった夏も終わった。

時は来た それだけだ

ここに、入院第2弾
「40歳自営業、痔瘻で入院する」が幕を開ける。
なお前回とは違い、手術を含む入院日程なので、術後の体調如何によって定期的な更新ができるかどうかは疑わしいが、可能な限り発信はしていきたいと思う。

前回入院中に痛感した。
入院は自分とセカイの関係性を希薄にする。自分が不在でセカイが平常運航するのは構わんが、セカイが自分の存在を忘れて回るのは許せない。傲慢と呼ぶか自己顕示と呼ぶかはおいといて、既にワイフにも1日30回LINE送ったらシカトされる現状では、この発信くらいが自分とセカイを繋ぐ細い穴なのだ。肛門のように。

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