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「レイ」をゴミ箱に捨ててはいけない理由

ハワイに到着すると、
「ALOHA〜」
の言葉と共に首にかけていただける「レイ」

私たちトラベラーは、どちらかというと"ハワイ流のおもてなしの一つ"という印象を持つ場合も多いのですが、
実はレイは旅行者への歓迎の意味合いだけではなく、感謝や祝福、祈願や愛情など愛の象徴としてハワイの人々の人生に深く関わり、特別な意味合いを持つものでもあります。

そんなレイ、滞在先のホテルをチェックアウトする際、どのようにすればよいか迷ってしまったという経験はありませんか?

いただいたレイは、以下のような方法で滞在の最後まで大切に扱われることをオススメします。

①日本へ持ち帰る方法

レイは生花にあたるため、植物検疫を通さなければ持ち帰ることはできません。現在のところ、ハワイと日本の空港の両方で2度検疫が必要となりますので、ハワイの空港で検査証明書をもらうことが必須となります。また、証明書の発行には手数料がかかるので注意が必要です。
ウェディングやハネムーンなど記念の旅行では、持ち帰る方法を検討してみてもよいかもしれません。押し花などの加工をしてくださる業者もあるようです。

②土に還す方法

ハワイでは一般的にレイの糸を解き、花を土に還すことがよいとされています。

ただ、ワイキキ周辺で土のある場所を探すのは意外と難しく、下手な場所に置くと不法投棄?と思われてしまう気がして、少し不安がありますよね。

③デューク・カハナモク像の足元に捧げる方法

ワイキキのシンボル、デューク・カハナモク像。

彼の足元に感謝の気持ちを込めて捧げるという方法があります。捧げたレイは定期的に回収し、きちんと土に還してくださるそうです。

デューク像にレイを捧げると「ハワイにまた帰って来られる」という、言い伝えも生まれているようです。

また来られますように。

輪になっているレイを相手にかけることは、両腕をまわして相手をハグしているのと同じ最高の愛の証なので、レイを贈ってくださった方の目の前で外したり、受け取らなかったり、返したり、他の人にあげたり、ゴミ箱に捨てるなどという行為は、マナー違反とされています。

(妊婦の方は、輪になったレイはへその緒が絡まると信じられているため、輪になっていないオープンレイを受け取ります)

決して美しい花飾りではない、大きな愛の象徴「レイ」

ハワイの文化や歴史を知ることも、大好きなハワイへの敬意と感謝につながる大切なことのように感じています。

コメ子。


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