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「あなたのせいで」と言わないために

今朝は娘のお腹の調子が悪かったらしく、そのために少しどたばたした。

決して病気ではなくここ最近続いていた便秘が原因であるということが分かっていたため、不安そうに泣いている娘をなだめながらその苦痛がすぎるのを待つ。

なんとか落ち着いたもののその後はばたばたとご飯の準備に追われる。

「ごめんごめん、ちょっと待って」

ばたばたと忙しなく動き回っている間、無意識に娘に「ごめん」と言っている自分がいる。

「今日は本当はあれもこれもやろうと思ってたんだけど、午前中大変だったからいくつか諦めないといけないかな……」

そして「ごめん」を連発しているうちにそんなことを考えるようになった自分に気づく。

別に育児が嫌なわけではない。

作品出版の際の宣伝をビクビク恐れながらもなんとかして「応援」しようとしてくる人間よりも娘の方がよっぽど話が通じる。

お腹の調子が落ち着かない娘をなだめることで、私も自分自身のケアについて振り返る貴重なきっかけにもなった。

にもかかわらず「ごめん」を連発するのはなぜなのか。

「……ここで『あれができなかった。これもできなかった』となれば、最終的に『あなたのせいでできなかった』になる。それは他でもない私自身が一番望んでない」

「だからこういう時ほど全部やるんだ!」

という気概で、育児も仕事もおやつタイムも楽しむ一日にし、この投稿を執筆している今にいたる。

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