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かつての仲間への嫉妬と成功を祈る気持ち

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私もできた人間ではないので、他人が成功してたり幸せそうにしてたりすると当然のように嫉妬します。友達だろうが、全然知らない人だろうがあまり大差なく嫉妬します。

かといって「嫉妬100%」というわけでもなく。他人の幸せそうな顔を見て「幸せそうで何より」なんて祝福する気持ちもあったりします。相手が何かに取り組んでいてそれがうまくいきそうな場合だったら「頑張れ!」という気持ちだって湧いてきます。

「嫉妬100%」ではない。この辺がとても複雑なところ。まぁ、人間の心なんてそんなもんでしょう。

赤の他人に対していちいち心を揺らすこともないけれど、身近な人の成功やら幸福やらにはネガティブなこともポジティブなこともいろいろなことを感じます。

そんな私のSNSのタイムラインにはかつてミスコンのステージ上で戦った仲間たちが「世界に進出!」だとか他のコンテストで活躍してるだとかの情報が流れてきます。

「羨ましい」と思わないと言えば嘘になる。活躍しているかつての仲間を見て「羨ましいな。その反面私なんて」などと卑屈になることは頻繁にあります。

ただ、「嬉しい」と思っているのも確か。

彼女たちにこれからガンガン活躍して、世界を変えて欲しいと一人勝手に願っているのも確か。

私だってミスコンをきっかけに会社を退職して夢だった職業に就いた人間です。今だって「自分の活動を通して社会にこんな風に関わっていきたい」という志もあります。

大学卒業から今まで、仕事やミスコンや人生にがっつり向き合ってきました。ありったけの時間と金と若さをつぎ込んできた4年間でした。

ありったけのものをつぎ込んできた4年間を「無駄だった」なんて思いたくない。

何かちゃんとした意味があったものだったと思いたい。

想像以上に冷たい目で見られて、散々舐められまくった4年間でした。本当の意味で私に興味を持ち、応援してくれる人にほとんど出会えなかった4年間でした。

社会に何も届けられなかった4年間でした。

今でも時々「私の4年間ってなんだったんだろう」と虚しくなることはあります。

それでも私は強くなく、「この4年間に意味がなかった」なんて受け入れることはできず。

受け入れる強さがないなら、「意味がなかった」という思いをぶっ壊すしかなく。

だから今、私は必死に虚しさと戦っています。

だからかつてのミスコンの仲間が奮闘し、活躍しているのを見ていると安心できます。虚しさに立ち向かうだけの勇気がもらえます。

「自分は間違ったことをしていなかった」って思えるから。ミスコンに出たことによって自分の人生に向き合ってきたことが間違っていなかったと思えるから。

かつて一つのステージで共に戦った仲間たちが奮闘しているのを見ていれば、自分が今奮闘することも間違っていないと思えるから。

私なんかミスコンのステージ上でほとんど実力もなく、向こうにしてみれば私は歯牙にも掛けない相手だったかもしれません。

しかしここは面の皮が厚い私です。そんなことはお構いなし。結局ミスコンなどステージから降りた後の人生がものをいうのだと勝手に思うようにしてしまう。

自分が立ったステージから、世界を変えるような人物が現れたら最高に面白いんじゃないかって思っています。私もその一人でありたいし、何人もの人が立ち上がるのも見てみたい。

かつての仲間の活躍を見て嫉妬はします。

でも祝福し、励まされている自分もいます。

自分の4年間の戦いに意味を見出すために。

自分の戦いを勝ち抜くための勇気をもらうために。



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以下に続く文章はありません。

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