「弱みを見せて親近感を持たせよう」には気をつけろ!
こんにちは、にょびたです。
先日、運転免許の更新をするのに、警察署ではなく運転免許センターに行ってきました。
というのも、運転免許センターで更新すれば、運転免許を即日交付してもらえますし、写真は当日に運転免許センターで撮ってもらえるので、とても楽なだからです。
そして、運転免許センターへ行くのに電車にを使ったのですが、その電車に乗った瞬間、とても懐かしい感じがしました。
「なぜ懐かしい感じがするのかな?」と思っていたら、電車の車内が昔懐かしい雰囲気だったことに気がつきました。
車内を見渡していたら、あるプレートが目につきました。
そこには、「川崎重工製 昭和56年」という文字が書いてありました。
電車が昔懐かしい感じがしたと思ってたら、本当に昔から走っている電車だったようで、「そりゃ、懐かしい感じがするわな」と、とても納得しました。
さて、
巷ではよく、
「弱みを見せて周りの人に親近感を持たせよう」
と言っているのを見たり、聞いたりします。
これは、失敗談などの自分の弱みを話しすることで、周りの人に親近感を持ってもらおうというものです。
しかし、私はこの方法は気をつけた方が良いと思います。
なぜなら、ある一面では間違っていないのですが、ある一面では間違っているからです。
すなわち、弱みを見せることで、親近感が湧く人もいれば、逆に親近感が湧かないだけでなく、マイナスに作用してしまう人もいるのです。
そこで今回は、「弱みを見せて親近感を持たせる」ことについて解説していこうと思います。
この記事を読めば、「弱みを見せて親近感を持たせる」ことのメリット・デメリットが理解できるだけでなく、「弱み」を見せなくても読者との心理的な距離を近づける方法がわかることでしょう。
「弱みを見せて親近感を持たせる」ことができる人とできない人
最初に書いた通り、「弱みを見せることで親近感を持たせる」ことは誰でもできるわけではありません。
では、周りの人に弱みを見せることで、親近感を持たせることができる人と、できない人との違いはどこにあるのでしょうか?
それは、周りの人から「優秀だと思われているかどうか」です。言い換えれば、「周りの人の評価が高い人かどうか」ということです。
例えば、
会社で「仕事ができる人」という評価を得ている人はいると思いますが、このような人が以前に失敗したことを話せば、
「あの人でも失敗することがあるんだなぁ〜」
とか
「あの人にも意外な一面があるんだなぁ〜」
といった感じに周りの人からは受け取られます。
つまり、いつもは仕事ができてしっかりしている人なのに、失敗するという少しお茶目な一面を見ることで、親近感が湧くのです。さらに、親近感が湧くだけでなく、その人の評価は上がります。
一方、
普段から特に評価されていない人や、「仕事ができない人」と周りから思われている人は失敗談を話したところで、何も思われなかったり、「また失敗したんか〜」とより評価が下がってしまうのです。
このように、失敗などの弱みを見せて親近感を持たせることができる人は、普段から周りの人からの評価が高い人であり、一目置かれた人なのです。
そのため、ライティング術として「弱みを見せて親近感を持たせる」というのは、万人が使える方法ではないので、私はオススメできないのです。
そもそも親近感を持ってもらうことは必要なのか?
ここで私の中でひとつ疑問があります。
それは、そもそも親近感を持ってもらうことは本当に必要なのか?ということです。
ただ単純に「親近感」を持ってもらっても、恋人や友人を作るのではないのであまり意味はないと思うのです。
確かに「読者との心の距離を縮める」といった効果を狙って「読者に親近感を持たせましょう」という意味で使われているのだと思いますが、しかし心の距離を縮めるのであれば、私は別の方法を用いるのが良いと思うのです。
なぜなら、先ほども書いたように、失敗談などの「弱み」を見せる方法では更に評価が下がるリスクがあるからです。
自分が周りの人や、読者からどのように思われているかを、正確に把握しなければなりませんし、もし把握した評価が間違っていたら親近感どころか、心が離れていってしまいます。
そのため、私が読者との心の距離を縮めたい時には、「弱み」を見せる方法は使わないのです。
次は、読者との心の距離を縮めるオススメの方法をご紹介しましょう。
読者との心の距離を近づけるには○○を使う
私が読者との心の距離を近づけたい時には、
「感情」
を使います。
つまり、自分の感じたことを文章で表現することで、読者に多少なりとも「共感」してもらうのです。
共感については、以前に記事で詳しく書いたので、下記のリンクから読んでもらえればと思います。
感情を表現すれば、その感情に共感した読者との心の距離は、自然と近づきます。
逆に、読者との距離が近づきすぎたなと感じれば、感情表現を使わず論理的な話をしたり、淡々と説明したり、事実だけ述べたりして、読者との距離を遠ざることもできます。
もう少し抽象度を上げて言えば、
「感情」のような「主観的な話」をすれば、読者との心の距離は近づきますし、それに対して、統計データや科学的事実を述べるような「客観的な話」をすれば、心の距離は遠ざかっていくのです。
そして、一番大切なことは、書き手が心地よいと思う読者との距離にすることです。
読者からの反応が無さすぎてもモチベーションが下がってしまったり、本当に読まれているのか不安になったりします。
他方、反応がありすぎると心理的な負担になるので、読者と適度な距離に保つことは、執筆活動を続けていく上で、とても大切なことだと思います。
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