見出し画像

SS 奇妙な風習【がんじがらめ&自白&風変わり】

今回はエッチエッチなので注意、匿名掲示板がネタ元です。

俺の村には風変わりな掟がある。実話だと思って欲しい。俺の村に他の村から嫁さんが来ると、共同所有物になる。

理解できないかもしれない。ヨーロッパにも同じ風習があった。日本では弟直しのような兄が死ぬと弟と結婚する風習がある。俺の村は死んでいなくても、行為をする事ができると定めた。財産を守るためもあるが嫁は貴重だ。子供が出来るかどうかは運もある。だから多数の男と交わる。俺が大きくなると、叔父の嫁が筆おろしをしてくれた。

叔父の嫁は、少しふくよかな真理子さん。

元気があって明るい彼女は、この村の風習に戸惑うが夫を愛していたのと財産が豊富で楽に暮らせた。親族一同の男達と寝た。嫉妬は無いのか?と言うと、これが案外無い。

男達は独占欲と言うより、他の嫁さんとする事ができるのが楽しい。嫁さんからすると、奇妙でも風習だと言われると納得する。嫉妬が入り込む隙は無い。男も嫉妬をしない。

俺は結婚する相手を村には連れて行きたく無い。瑞恵みずえは、それを不満に感じていた。

「なんでお父さんやお母さんと会わせてくれないの?」
俺たちは籍を入れていた。法律上は夫婦だ。結婚式はしなかった。親族と会わせたくない。

いつも言い訳をして誤魔化していた。そして瑞恵みずえが消えた。探し回ると瑞恵の母親から、俺の村に来てくれと伝言を頼まれていた。瑞恵は一人で村に行ったらしい。俺は慌てて村へ行く。

瑞恵みずえは、実家にいた。そして叔父達に犯された後だった。がんじがらめの掟は常識になる。俺の嫁ならば自由にして良い。誰も罪とは思わない。

瑞恵みずえすまない」
俺は泣いて謝ったが、瑞恵は平気そうだ。
「すっごいお金持ちじゃない、なんで教えてくれないの」

逆に非難された。そうだ、俺の家は金持ちだ。自白しよう。俺は自分の常識=社会の常識にしようと苦悩した。だが実際は常識よりも金だ。莫大な金を使える快感は、貞操とか嫉妬みたいな小さい事を無視できる。

俺は村に戻った。瑞恵みずえは嬉しそうに親族に抱かれている。俺も下の弟が嫁さんを貰うというので楽しみにしている。

終わり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?