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#148 【世界観をつくる】

◾️はじめに

今月はデザイン。
対談形式で大切なことについて語った本です。

◾️要約

・世界観をつくる、ってどういうこと?

役にたつではなく意味・ストーリーをつくることが求められている。
意味・ストーリーをつくることは”世界観”をつくること。

・なんで求められている?

共感で人は動くから。
ものが溢れた時代で世界観に購入意欲を見出すから。

・するとどうなる?どういうことが実現可能?

世界観を描き、表現することで未来を現実のものにできる。

◾️感想

二人の大物の話し合いから1つの本が生まれる。
お互いの見ている世界を言語化し合うとそこに1つの新しい軸が生まれる。
知識が二人とも豊富で実績もある。
説得力がある。

ソニーのウォークマンは販売にあたりヘッドフォンつけてローラースケートで走り回る人を何人も広場に集め、世界観を提示した。

つくりたいものを先に見せて共感で人を動かす。
なるほどー。

◾️要約(詳細)

I 意味をつくる

あらゆるテクノロジーに簡単にアクセスできる時代では人ものかねは競争優位性ではなくなっている。
そこで役に立つではなく意味がある、が勝敗を分ける。
意味あるものにしたい、意味を考えるモチベーションが生まれないと勝てない。

日本はこれまで役に立つ世界で1980年代に世界一を獲得した。
その後が文明から文化を求める時代の流れについていけず衰退している。
自動車、カメラ、時計、自分たちがかつてしたことをアジアの各国にされている状況。今こそ意味のあることをしていかないと生き残れなくなっている。

そこでは客観的、市場調査から、分かったことからつくるのではなく、自分がかっこいいと思うことをどれだけ信じれるかが重要となる。

II 物語をつくる

役に立つ、ではなく世界観を伝える。それが求められている。
なぜなら説得されて人は動くのではなく共感で人は動く時代だから。

例えばマーティンルーサーキングも演説では最初は数字やロジックで説得をしようとしていた。

007は英国貴族、アストンマーチンというブランド。そうした世界観をつくりだす方にまわるために知識をインプットしていく必要があり、それは続けられるのは才能。訓練としてものをちゃんと観察していくことも必要。

III 未来をつくる

どんな形・どんな姿になったら素敵かを描く。

物語を作ってシーンとしてリアルに描いてそれを人にも提示できる人。
それが未来に必要な人材。それこそが真の意味でのデザイン。

未来を想像し、鮮明に思い描いて実現への道筋を考え最終的なアウトプットまで行う人が求められている。

◾️アクション

描きたい世界を言語化する。

◾️ハッシュタグ

#世界観をつくる
#山口周
#水野学

#デザイン


#しんきろう

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