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Open lab2021を振り返ってみて

お久しぶりですー!
常葉大学造形学部3年の渡邊聡美です。

先日、安武研究室+In & Out Lab(未来デザイン研究会)/常葉大学造形学部で研究活動のオンライン発表会を開催しました。

私は、主に「開催に向けての企画・運営」と「発表者として参加」をしました。
そこで実際に挑戦してみて気づいたこと・学んだことについて記してみたいと思います。少し長めな振り返り投稿ですm(._.)m

<開催に向けての企画・運営>

私は25名の部員を率いて、不器用なりにOpenlabの責任者(部長)という役割を担いました。そして実践を通して、下記の3つの学びを得ました。

【目次:実践してみて学んだこと】
1. みんなの動きを注意深く観察して予測する🌱
2. チーム意識を高める「感謝」の種まき🌻
3. 常に責任者は「ちょっと待った!」体勢でいる🏃‍♂️
※それぞれの項目について詳しく書いていきます〜

1、みんなの動きを注意深く観察して予測する🌱
始まりは、そもそも「責任者ってなにやるのー!?」という所からでした。これまでは先輩方から指示を出されたタスクを忠実にこなしていた訳ですが、いざ自分自身が発表会の企画・運営する立場になると、もっと先輩たちに「あの時、なんでああしたんですか?」って聞けばよかったという事だらけでした。

とはいえ、責任者になるからには指示するだけではなく「最適な人に最適な役割を振り分ける」「学びの場として後輩たちに仕事を与える」「今、誰が何をしていてどんな問題が起こりそうか察知する」「全体に対して必要な情報が漏れないようにSlackを活用する」「何気な〜く、一人一人のモチベーションを探る(声掛け)」「一般公開するものは、必ず先生に確認をとる」「失敗しても渡邊がカバーするから大丈夫!という雰囲気を作る」といった事を意識するべきと考え、取り組むようにしていました。

なぜ、これらを意識していたのかというと「部員が楽しく成長できる場をつくりたい」という気持ちが大きかったからだったと思います。私は、この部活動に入ってからすごく勉強することが好きになりました。勉強する楽しさを教えてくれたIn&out lab(未来デザイン研究会)を通じて、もっと同級生や後輩たちが楽しく学べて成長できる土壌を生み出せたらなと密かに考えていました。

そこで、オープンラボを題材に小さな組織マネジメントに挑戦してみようと目標を立てました。この目標を達成するために「心理的安全」なチームの4つの条件: 学習する職場をつくるための「心理的安全性」入門」「プロジェクトマネジメント」実践講座」を参考にしました。

無駄なくスムーズに当日を迎えることも勿論大事なことですが、今回は運営陣や部員のUXまで考えようという気持ちで様々な働きかけを実行しました。

例えば、実際に部員の姿が見えていなくても「あの人は、今こんな動きをしていて、こんな悩みを抱えているだろう」と予測してみたり、「もしかしたら当日のことで不安を感じているけど自分からは言い出せないのでは?」と察して声をかけてみたり。

些細な行動や表情に気付き、すぐに対処することでオープンラボに対してマイナスな感情を生み出しにくい空気感を作り出せたかなと思います。

結果的に、後輩の振り返り投稿を見て、少しは効果が出ていたようで嬉しくなりました。有形のデザインとは違い、目に見えない無形のデザインになるので、実際に組織内の声を聞かないと評価しづらい部分ではあるのですが個人的にやりがいを感じましたし、好きな分野かも!と気づくことができました。

また2021年の抱負でもマネジメントを頑張ると宣言したので、口だけではなくて実際に実行していくように努めていきたいです。(Re designer様からもプレゼントをいただいてしまったので笑)


2、チーム意識を高める「感謝」の種まき🌻

お互いが信頼しあえて、心地よく協力できるように「感謝」の気持ちを忘れないようにしていました。私はほぼ指示する側でしたが「指示される側」の気持ちは十分に分かります。1年、2年の時は、ほぼ先輩たちの仕事の下請けばかりだったので(笑)

普通に考えれば「これやっておいて」って言われたら「これくらい自分でやって欲しい...」と思っちゃいませんか。(私は思っちゃいます...笑)

実際、指示する立場になると「全体の進行度合いの把握」「各プロジェクトの品質管理」「一人ひとりのモチベーション管理」等が仕事になります。私の場合は、全体のことを考えながら手を動かす行為が苦手だったこともあって「お願いです!○○をやってほしいです!」というスタンスで仕事を頼んでいました。

その点を踏まえて、必ず仕事をしてくれた人に「感謝の気持ち」を言葉やスタンプで伝えるようにしていました。

アートボード 11

「ありがとう文化」の土壌が形成されたことで「しょうがないな〜!渡邊が言うならやってやるか!」という気持ちになってくれました。嫌な顔をせずに仕事を受け入れてくれた運営陣には感謝しきれません。この経験から感謝の土壌を作ることで、お互いが信頼し、協力しあえることを学べました!

3、常に責任者は「ちょっと待った!」体勢でいる🏃‍♂️
スケジュール通りに「この日は○○をやりきる」という目標を立ててしまうと、早く目標を達成したいあまりに適当に「それで良し」としてしまう事はありませんか?

私は頼んだ仕事が出来上がってくると相手の作ったものに対して否定したくないので「それでOK!」と言いたくなります。ただ、最終的な意思決定をする責任者は出来上がったものに対して「ちょっと待った!(優しく)」と言える姿勢がなければならないと思いました。

なぜかというと、想像以上に自分たちを知らない人たちの評価は厳しいからです。常に冷静かつ客観的に見て「外部の人たちから見た時にどう思われてしまうのか?」という部分を考えなくてはなりません。そのため、あえて冷めた目線で捉えて、優しく「更にこうして改善した方が見た人・聴いた人は嬉しい!」と意見を伝えていました。

「常にどう見られるのか?」「どう評価されるのか?」もしくは「どう見られたいのか?」「何を評価してもらいたいのか?」という視点が責任者には必要であることを学びました。

本当は一人一人が持つべき視点だと思いますが、視点の切り替えには経験と知見がないと難しい部分もあります。私自身も最近になってようやくユーザー視点が身についた実感を感じるようになったくらいなので・・・。

私はこの経験を通して、様々な可能性を想定して誰よりも「ユーザーの立場」から物事を客観視することも責任者としての1つの役割だと気づくことができました。

終わりに
最後まで、文章を読んでくれてありがとうございました!
今回は「開催に向けての企画・運営」を中心に文章に書きましたが、また今度発表者としての振り返りもしようと考えています。

余談ですが、久しぶりに記事を書いたので脳と手が鈍り、書き終わるまでに丸一日かかってしまいました...。言語化する力が老いている感じがして少し焦りました...。言語力を鍛えるためにも、なるべく思考をアウトプットする癖をつけていきたいなと思いました。

それでは、またお会いしましょう〜!

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