今回のサイエンスキャンプでも、軽トラいっぱいに実験道具を詰め込んでたつの市から遥々新温泉町までやってきてくれた中田先生。

中田先生が繰り出す実験の数々に、子ども達は目を輝かせっぱなしでした。

今は、あらゆる実験を動画で見ることができます。手軽で安全！とっても便利な世の中です♪
けれど、やはりそれだけで良いのでしょうか。
目の前で5色の炎の輪が点火されて歓声をあげたこと。
暑い中、いかにペットボトルロケットを遠くに飛ばせるか仲間と試行錯誤したこと。
空高く舞い上がることを期待したソーラーバルーンが、1ミリも浮かばずガッカリしたこと。
リアルな体験での心の揺さぶりが、学びには必要なのでは、と私達は考えています。

ただ、それは簡単なことではありません。五輪の輪は自転車のタイヤのリムに包帯をグルグル巻いたものです。五輪をかける装置も手作り。一つ一つ、みんなが喜んでくれる顔を想像しながら、中田先生が準備してくださりました。

現代は、リスクに対してとても敏感です。
「何かあったらどうするんですか？」
という一言で、あらゆる挑戦や創造的な活動は止められてしまいます。
また、学校などは多忙を極め、なかなか手の込んだ実験をすることは難しくなってきています。そんな中でも、地域の子ども達にこんな素敵な体験の機会をくださった中田先生に、心から感謝です。
「もっといたかった！」と言って下さっていたので、きっとまた次回！