見出し画像

【展覧会レポ】 マルク・シャガール 版にしるした光の詩 @ 世田谷美術館

こんにちは、whipです。

久しぶりの展覧会レポとなってしまいました、、、。今回は世田谷美術館で開催中の『マルク・シャガール展』について書いていきたいと思います。

◆公式サイト

※展示は撮影禁止となります。


版画師 シャガール

※撮影はすべて著者によるものです。

シャガールといえばロシアの画家で、幻想的なタッチが目を引きますよね。

本特別展では、そんな彼の版画作品にフィーチャーした内容となっています。版画には、下絵を制作する作家の他に、版元や摺り師が必要となります。シャガールは下絵を描き、版画としての製作は各専門家たちに依頼をする形式で制作をしていたようです。

今回の特別展ではいくつかの代表的な版画集の挿絵を元に彼の作品を展示しています。以下がその版画集です。ぜひ鑑賞の助力になりましたら幸いです。

①ラ・フォンテーヌ寓話集
②ダフニスとクロエ
③悪童たち
④ポエム
⑤馬の日記
⑥サーカス

①は、白黒で描かれたもの。各挿絵には題材となる寓話の一説が記されており、世界観を体感することができます。

②はシャガールの代表作のようで、古代ギリシアの恋愛物語の挿絵です。ダフニスと女クロエの牧歌的恋模様を描いた42点の全挿絵が展示されています。ロシア生れのシャガールは制作にあたって旅したギリシアの風景や色合いに魅了されたとのこと。

また④や⑤では自らも詩の制作を行った。絵だけでなく、作品そのものを総体的に仕上げた作家であることがわかります。


彼独自が作り出す世界観はそのままに、これは本当に版画なのか?と思わせるタッチや色合いがとても素敵です。ぜひ皆さん自身の目でこの鮮やかな世界観を体感してみてください。

展覧会は、8月27日まで世田谷美術館にて開催中です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

※執筆にあたり、解説パネルやチラシ、公式サイトなどを参照しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?