お茶畜

茶農家の雑記帳。食べることが大好き。

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    おいしい理由を取材して考えたこと。

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    短いエッセイ。

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お茶を売るために「お茶以外も売る」その心が、正直ようやくわかった気がする▶︎「凝縮」の商品・サービス開発と、「膨張」の販促▶︎ブイブイ言わせているところには言わせているだけの理由がある▶︎勉強あるのみ。

    • 所詮バイト・季節労働と言われたらそれまでだし、自分にはまだ見えていない仕事としての大変さがあるに違いない。それでも言う資格があるとすれば、お茶師をしているときの自分が一番好きだ。この感覚を忘れないでいよう。

      • 「好きなことをしていていいね」と言われる▶︎肝心なのは「好きなことで食べている」かどうかではないか▶︎「あなたは自分の面倒だけ見ればいいから自由でいいね、私には責任があるの」という皮肉に聞こえる▶︎自身のことをそう思っているからかもしれない▶︎自らを素直に祝福するためにも稼ごう。

        • 何をすれば、彼らと対等に仕事や話ができるようになるのか、認めてもらえるのか、ということばかり考える▶︎一方で結局、集団の中の自分・人と比べた自分よりも、「自身が認める“プロ”」にまで自己研鑽することが大事なのか▶︎今は努力の方向を誤らないための羅針盤を作っているときかもしれない。

        お茶を売るために「お茶以外も売る」その心が、正直ようやくわかった気がする▶︎「凝縮」の商品・サービス開発と、「膨張」の販促▶︎ブイブイ言わせているところには言わせているだけの理由がある▶︎勉強あるのみ。

        • 所詮バイト・季節労働と言われたらそれまでだし、自分にはまだ見えていない仕事としての大変さがあるに違いない。それでも言う資格があるとすれば、お茶師をしているときの自分が一番好きだ。この感覚を忘れないでいよう。

        • 「好きなことをしていていいね」と言われる▶︎肝心なのは「好きなことで食べている」かどうかではないか▶︎「あなたは自分の面倒だけ見ればいいから自由でいいね、私には責任があるの」という皮肉に聞こえる▶︎自身のことをそう思っているからかもしれない▶︎自らを素直に祝福するためにも稼ごう。

        • 何をすれば、彼らと対等に仕事や話ができるようになるのか、認めてもらえるのか、ということばかり考える▶︎一方で結局、集団の中の自分・人と比べた自分よりも、「自身が認める“プロ”」にまで自己研鑽することが大事なのか▶︎今は努力の方向を誤らないための羅針盤を作っているときかもしれない。

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        記事

          往った年、来た年、囲んだ餅

          2020年の暮れに、ときどき行くカフェのオーナーから「餅つきをするからおいで」と誘っていただいた。 大晦日の昼頃、少し遅れて行くと、顔馴染みの大人たちがみんな集まっていて賑やかだった。 ストーブで薪を焚いて餅米を蒸しているところで、傍には立派な臼と杵が待機していた。 気持ちのいい快晴だけど、とかく風が強くて冷たい。 私は火のそばへ陣取って、薪をくべたり蒸し器の様子を見たり、つきあがった餅を焼いたりした。 蒸すのもつくのも丸めるのも焼くのも、みんな大はしゃぎだ。 杵の持ち方

          往った年、来た年、囲んだ餅

          食パンを買いに行ったとき

          なんでもない、食パンを買いに行ったときの話。 食パンが欲しくて隣町のパン屋へ寄った。 初めて行った。 蒼い色ののれんをくぐって小さい店の中に入ると、電話で話している男の人に代わって、白衣を着たおばちゃんが出てきた。 マスクをしているけど、目がひと懐っこそうに笑っている。 食パンがあるか尋ねると、ありますと言って何枚にスライスするか訊いてきた。 私はもとの食パンの大きさの見当がつかなかったから、両手で、このくらい?と適当な大きさをつくって考えた。 すると、 おばちゃんが

          食パンを買いに行ったとき

          【ぶどう郷】“土地”を楽しめ!

          ブドウが木に実っている姿を見たことがあるだろうか? そもそも生鮮食品売り場でブドウを見かけても、高価なために買わない、馴染みがないという人もいるかもしれない。 一方で、日本でのブドウ酒=ワインの消費量は、年ごとに波がありつつも増加傾向にある。 輸入品が目を引くのは事実だが、国内にブドウの産地を持ち多くのワイナリーがあることは、国土の狭い日本においてとても貴重なことだ。 今回はいわゆる「ブドウ狩り」やその地元での体験を通して、めいっぱい「土地」を楽しんできた。 ※取材は201

          【ぶどう郷】“土地”を楽しめ!

          “味見”の感性はどれだけ”うまい“ものを食べてきたかで鍛えられる▶︎味や香りを表現する“言葉”の幅は“経験値”によって決まる▶︎言語化すると記憶に残り再現性も高くなる▶︎自分の舌を喜ばせ/がっかりさせそれを言い表すボキャブラリーを掴むことが重要▶︎つまり人生を豊かにするということ

          “味見”の感性はどれだけ”うまい“ものを食べてきたかで鍛えられる▶︎味や香りを表現する“言葉”の幅は“経験値”によって決まる▶︎言語化すると記憶に残り再現性も高くなる▶︎自分の舌を喜ばせ/がっかりさせそれを言い表すボキャブラリーを掴むことが重要▶︎つまり人生を豊かにするということ

          番外【水族館】めちゃ勉強になった

          前回、薬膳をきっかけに「食材がどこから来たか」を知ることが大事だと書いたが… その後、実は私自身、想定外のところで「食のフィールドワーク」のチャンスに恵まれた。それは、水族館だ。 水族館と「食」をつなげるのはあまりにシュールな感じがするだろうか?しかし子ども達もたくさん訪れるここにこそ、知りたい「おいしい」の秘密は隠れている。 1、行った水族館がすごかった訪れたのは、伊豆半島の南東部・静岡県下田市にある下田海中水族館。 なんと、入江をそのまま利用した「海に浮く」水族館

          番外【水族館】めちゃ勉強になった

          【それ薬膳?】食べるときに一番大事なこと

          『薬膳』と聞いてどんな絵が頭に浮かぶだろうか。 薬草が入った料理? 消化のよさそうな料理? うす味の料理? … 私の場合は、なんとなく「体にいいものを使った料理」というイメージだった。 しかし、あらためて薬膳のことを学ぶ場に出向いてみると、座学や集まった人たちとの交流から、意外な発見があった。 1、ズバリ「薬膳」とは栄養士として働く友人が、自身が「薬膳」について学びたいのと、どうせならそれを人と共有したいという思いで始めた「ゆるい勉強会」に誘ってくれたので、参加

          【それ薬膳?】食べるときに一番大事なこと

          【猪さばいた】肉の食べ方

          「動物がどうやってお肉になるんだろう」 シンプルな疑問がきっかけで、生きものを解体する作業に立ち会い、写真に収めることができた。 屠殺を見たい私は小学生のときから可搬式茶刈機の片側を担ったり、 「やたらと採ればいいわけじゃない」みかんのことを習ったり、 モグラ除けの板を差し込むための穴を延々田んぼに掘り続けたり… 畑の人間として育ってきた。 刈った生葉が工場に運ばれて「お茶」になるところも、 祖父母が夜なべして箱詰めしたみかんが出荷されるところも、 専用の大型冷蔵庫が玄

          【猪さばいた】肉の食べ方

          茶の“アテ”は甘味だけ?▶︎お茶割り缶チューハイに挑戦▶︎最初はなにこれくそまず二度と飲まねえと思ったがクリームチーズをつまんだら楽しくなって結局3本空けた▶︎茶は油分をほとんど含まないから脂質が多くハイカロリーなものが合いそう▶︎菓子でなくても自分なりのお茶受けを楽しめばよい

          茶の“アテ”は甘味だけ?▶︎お茶割り缶チューハイに挑戦▶︎最初はなにこれくそまず二度と飲まねえと思ったがクリームチーズをつまんだら楽しくなって結局3本空けた▶︎茶は油分をほとんど含まないから脂質が多くハイカロリーなものが合いそう▶︎菓子でなくても自分なりのお茶受けを楽しめばよい

          日本酒は「いかに研ぐか」が命題で、焼酎は「いかに残すか」が問われるらしい▶︎スピリッツなんて極めたらただのアルコールだもんね

          日本酒は「いかに研ぐか」が命題で、焼酎は「いかに残すか」が問われるらしい▶︎スピリッツなんて極めたらただのアルコールだもんね