見出し画像

宝探し。





「カンヌ行くぞ!」


って決めてから、怖いくらい物事が求めている方向に向かって動いています。

重力源がフランスにあるんじゃないかって。




本日、朝から『莉の対』のワールドセールス会社の方とMTGをして来ました。

初めて『莉の対』を国際市場で売りに出して頂いた結果報告と今後の動きについてのMTGです。ロッテルダムでワールドプレミアを終えた『莉の対』はベルリン国際映画祭のマーケットで売りに出され、各国の配給会社から異例とも言えるほど多くの声がけを頂いたようです。

とにかくヨーロッパ各国からの評価が高く、特にフランスからは凄いと。

声をかけてくださっている会社様のリスト見ても、とても立派なおフランスの会社がズラり。


僕としては意味不明な状態で


ま?


です。


ヨーロッパあたりに受けるんちゃう?くらいに思っていたのですが、実際にそうなっている事に驚きと等々力しかありません。


但し



190分は・・・

120分にして下さい。



とのお達しが。





ですよね。


I knew… I knew from the beginning.






70分作品を削るってどういう事なのか分かります?

僕は分かりません。

まあでもあれっすよね、肉じゃが作ったんやけど、これをシーザーサラダにしてって言われてるようなもんですよね。味変えずに。肉じゃがをシーザーにした事はないけど、肉じゃが作ってたらシーザーになることは田中'sキッチンにはよくある話なのでとりあえず景気付けにドレッシング飲みます。




昨日のnoteで、『莉の対』はもう終わりが見えていて、という話をしましたが、まさかここで一から作品と向き合うことになるとは。終わんねぇ。

一個言えるのが、素材ないねん。

シーザーサラダにする、サラダがないねん。

肉じゃがをシーザーにするしかない。

そもそも、シーザーサラダのシーザーってなに。




昼間は某プロデューサーに次回作のプレゼンをしてきました。

とても良いプレゼンができたと思う。

今後はこういう機会がどんどん増えると思う。


プロデューサーや資金提供者を世界中から見つけ出すのは

宝探しみたいなものです。

そのお金が見つからない限り、次回作は制作できません。

僕の中でのリミットは、あと9ヶ月。

だけどお金についてネガティブになるんじゃなくて、宝探しだと思えばその旅も楽しいものです。星の数ほどある方法の中からお宝を見つけた出すのは気が遠くなるような作業だけど

絶対に見つけ出しますね。

待ってておくれよお宝ちゃん。





そして夜は、2023年カンヌでパルムドール(最高賞)を受賞した


『落下の解剖学』ジュスティン・トリエ監督作


を観てきました。



今年観た映画で一番好きでした。

頭抱えた。

こりゃあすげーわ。

全くもって敵わない。

世界一は、世界一でした。





よーし

パルムドール獲るどー!笑



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?