田中稔彦

俳優をやっています。 時々、映画の監督もやります。 気ままに書いてゆきます。

田中稔彦

俳優をやっています。 時々、映画の監督もやります。 気ままに書いてゆきます。

最近の記事

ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 5日目

ラスパルマスは、ビーチがやっぱり人気だと思いますが、僕は綺麗に整備され掃除が行き届いている場所よりも、 旧市街や民家、現地の人の生活空間のようなものにもっと心が惹かれます。 整ってなかったり、壊れていたり ガタガタしてたり、剥き出しになっていたり。 僕はそういう場所が好きだし そこに物語を感じるし 美しいと感じるようです。 かつて三船敏郎さんとスタッフの皆さんがここで映画を撮ったように この土地で作品撮りをしてみたいなと思いました。 今日はね、沢山写真を撮ろうと思っ

    • ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 4日目

      今日はタイトルとあんまり関係ない内容です笑 ラスパルマスタイム朝5時から、Tokyoタイム13時の制作部の皆さんとミーティングがありました。 4人で朝から夢のある話をして、2時間ほどたっぷり過ごしました。 その後は旧市街に行って、今回お世話になっているスペイン語通訳さんがいらっしゃるんですが、その方に市街をご案内して頂きました。 今、田中人生において、第二期の大航海時代が訪れています。 旧市街にあったコロンブス博物館。 これはコロンブスがアメリカ大陸への最初の航海

      • ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 3日目

        終わったーーー!!! 今日はラスパルマスに来て一番忙しい一日でした。 朝一からホテルで猛烈に仕事をして、筋トレして、映画館の近くでプレスカンファレンス行って、フォトセッションがあって、そのあと一旦ホテルに帰ってきて仕事して、再び映画館に戻り同じ部門にノミネートされている最注目映画を観て、夜に『莉の対』上映とQ&Aがありました。 実は朝から莉の対のプレミア上映があったのですが、僕はプレスカンファレンスがあって見に行けず。 夜の部を楽しみにしていました。 この旅で二度目

        • ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 2日目

          やっちまいました。 寝過ごしました 笑 あまりにも波の音が気持ちよくて。 あまりにも気温が気持ちよくて。 で、起きたらめちゃくちゃ日本からの連絡があって一気に仕事モード。 朝から旧市街の方に外出しようと思っていましたが、もう諦めました! 夕方までできる限り作業をして、そこで切り上げて映画を一本観に行きました。 『PARADAISE』というスリランカの映画です。 同じオフィシャルセレクションに選ばれている作品で、英語の字幕が速すぎたので7割くらいしか理解できませ

        ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 5日目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 1日目

          まだ月が出ているうちにマドリードの宿を出発した僕の向かう先は この旅の終着点・グランカナリア島🏝️ ラスパルマスはスペインのグランカナリア島にある最も栄えている街です。 てかまず、ラスパルマスてどこ!?ググるとビーチの画像出てくるから海岸線だよね?と思いながらスペインの地図を拡大して海外線をずっと探したんだけど全っ然出てこなくて。 ついに諦めて住所を入れてみると表示された場所がまさかの そこ!?!? いやもうアフリカやん!!! ゴビ砂漠やん!! て思いましたね

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 1日目

          再び、マドリード。

          あい。 マドリードなうです。 今日はびっくりするくらい何もないです笑 カルタヘナから直行便でマドリードまで来れたわけですが、 マジ、2秒で着きました笑 再び最高クラスの座席をご用意して頂いてですね。 フルフラットにできる魔法の椅子はもうほぼホテルで寝てるのと同じか、なんならそれ以上に気持ちいい。 夜23時出発だったし、この日はかなり疲れていたので秒でドリーミン。 機内食すら食べなかったもんね。 この椅子とサービスだったら地球2周分くらい連続で飛行機に乗ってら

          再び、マドリード。

          カルタヘナ国際映画祭 最終日

          昨夜、プレミア上映を迎えたばかりだと言うのに 僕のカルタヘナでの生活は間も無く終わろとしています。 歩き慣れたこの街とももうバイバイかと思うと、本当に寂しさを感じるんですよね。 僕はこの街が好きでした。 カルタヘナの人も、映画祭の人も みんな僕に優しかった。 動物もみんな可愛くて 建物は美しくて いつもどこかで音楽が流れていて 食べ物は色とりどりで美味しくて 活気に溢れている海街でした。 最終日。 本当はのんびり過ごす予定だったけど、結局朝7時に起きて

          カルタヘナ国際映画祭 最終日

          カルタヘナ国際映画祭 4日目後半 コロンビアプレミア

          そして、夜。 いよいよやってきました。 『莉の対』コロンビアプレミア🇨🇴 審査員の仕事もあるけれど、この映画をコロンビアに届けることが僕の仕事なのです!! っていうか、夜の20時からの上映でお客さんは来るの!?と一抹の不安を抱えながら会場に行ってみると 「Toshi、チケットほぼ完売だよ!!」 って教えてくれました。 完売ちゃうんかい!!とも思いましたけど、オランダの時のようにメインコンペに入っているわけでもないですから、全然上々だよ!! そして、開幕。 上

          カルタヘナ国際映画祭 4日目後半 コロンビアプレミア

          カルタヘナ国際映画祭 4日目

          審査員として映画を観るのも今日が最終日となりました。 最終日はアルゼンチンの実験的映画でした。 これもなかなか日本で観ることがないタイプの映画でしたね。 終わった後のみんなでのフィードバックセッションはなかなかです 笑 監督やプロデューサーはスペイン語しか話せなくて、ドイツ人のドロシーと日本人の僕は英語しか話せなくて、コロンビア人のホルヘはどっちも喋れる。 僕が英語で説明して、ホルヘがスペイン語に通訳して監督が僕に話す。めちゃめちゃ真っ直ぐに僕の瞳を見つめながら丁寧

          カルタヘナ国際映画祭 4日目

          カルタヘナ国際映画祭 3日目

          審査員二日目はアルゼンチンの映画でした。 こちらも内容には触れられませんが、とても素晴らしい作品でした。 出席したプロデューサーさんの話を聞くと、アルゼンチンの現在の世情や過去の経済危機の話、その頃の生活の話など、日本にいるときっと情報としては流れてきているのだろうけど、体に入ってこなかったようなものがビビッドに感じられました。 そういうバックグラウンドとなるものが分かっているのとそうでないのとでは映画の見方が随分と変わるものですね。 日本という、ある種世界と断絶され

          カルタヘナ国際映画祭 3日目

          カルタヘナ国際映画祭 2日目。

          いよいよ今日から本格的に審査員の仕事が始まりました。 僕のことも公式HPで紹介して頂いていますが、僕は今回、WORK IN PROGRESSセクションの審査員を務めさせて頂きます。 work in progressとは、現在進行中の、ということで、まだ未完成で編集段階の映画という事です。 こういう未完の映画が映画祭に提出され、そういう部門があるということもロッテルダムで初めて知りました。映画祭で評価を受けることで、資金面や配給、様々なメリットを享受できるということです。

          カルタヘナ国際映画祭 2日目。

          カルタヘナ国際映画祭 1日目

          いよいよ僕のカルタヘナ国際映画祭が始まった。 昨夜は15時間の長旅の後、さらに1時間ほど散策をしたので、この最高なホテルでぐっすり とはいかず、あちこちから仕事の連絡が入り、急遽行わなければいけない作業に追われていたのです。流石に夜に行う気力がなく、朝5時に起きて猛烈に作業開始。 朝食を食べながら作業をして、ようやく昼にひと段落したのでここからは一気にカルタヘナモード! まずはアクレディテーション(認定)という、映画祭にチェックインするみたいな事を行いに、指定の住所を

          カルタヘナ国際映画祭 1日目

          This is a journey of...

          Hola! まさかと思っていましたが、余裕で毎日note書けると思ってたけど旅が始まってからまとまった睡眠が取れないほどバタついている僕です。 それでも、順調に旅は進んでおり、カルタヘナなうです。 先にSNSでお伝えしましたが、驚くべきことに私 『カルタヘナ国際映画祭』で審査員を務めることになりました!! 今月の初めに、いきなりドイツから電話がかかってきて、最初自分が誰と何の話をしているのか全然分からなかったんですが、どうやらカルタヘナの映画祭のディレクターさんから

          This is a journey of...

          旅の始まり。

          Hola!! スペイン語で、「こんにちは」だそうです。 僕は今、『マドリード』というスペインの街に来ています。 「Hola!」って言う時、めちゃくちゃ緊張しましたね。人生で一回も話したことがない言語を話すのはめちゃくちゃドキドキします。ちなみに、スペイン語は「Hola」と「エスパニョール」と「チュロス」と「スペイン村」しか知りません。後半三つは、スペイン語かどうかも分かっていません。 スーパーの店員さんにドキドキしながら「こんにちは」っていう、そこそこ大人な俺。この旅

          旅の始まり。

          ワンダーを求めて。

          今日はようやく旅の旅程を一から整理し直したんですが ものすごーく入り組んでいてパニクっています笑 実は今回の旅は少々特殊で、二つの映画際が連絡を取り合って協力して僕の旅程を組んで下さったのです。飛行機もホテルもご飯もご用意して下さったのですから、なんとも手厚い歓迎ですよね。こんな機会が無かったら一生行かなかったであろう土地に行けるわけですから、感謝しかないです。 だけど、旅程がすげー。 ここからここまでは、こっちの映画祭で、ここからはあっちの映画祭。 で、この区間はこ

          ワンダーを求めて。

          泥。

          やべぇ。 まじ 全然 パッキング終わらなさすぎて笑ってる。 まだトランクの中に腹筋ローラーしか入ってない笑 34度って暑いよね?海水パンツ買ったもんね今日。 俺何しにいくんだっけ? というくらいにバグっているので 現実逃避がてら、noteを書き始めました。 文字を書くと落ち着くのら。 さて。 日付が変わり、いよいよ明日から僕は地球の裏側まで映画を届けに行ってきます。 コーヒーしか知らない国、コロンビーア!!と情熱しか知らない国、スペイーン!! 最短で