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「はじめて万博 最終号」 制作話 vol.00

今日で10月も終わりですね。2025万博の開催地決定まで、あと少し。ぎりぎりのタイミングで勝手に創刊した「はじめて万博 最終号」について、これからちょっとずつ小ネタを紹介していきます。

【はじめて万博制作のきっかけ】
2017年頃から本格的に始まった2025年の万博誘致活動。しかし、そのことについて市民の認知度や関心が低いのはもったいないと思いました。応援するにしろ、しないにしろ、まずは万博について知ることが大事です。だからこそ万博を「知る」ためのメディアが必要だと考えました。また、東京だけでなく関西・大阪にも熱いクリエイティブ精神を持った人々がいるんやで!という想いもありました。

勘違いされる方も多いのですが、このフリーペーパー、非公式です。万博誘致委員会や大阪府の援助は一切なし。"勝手に"作ったものなので、なんの縛りもなく、「こんな読み物があったらいいのにな」を形にしています。気合いだ、気合いだ、気合いだー。

【ポイントその1:やる気満々の自主制作】
発起人であるBYTHREEと株式会社人間をはじめ、各ページの撮影、取材、イラスト、クリエイター企画などは、ほとんどが有志による制作です。地域のために何かしたい、自分たちの表現力を発揮したい、そんな思いが詰まりまくっています。

【ポイントその2:企画・編集・デザインへのこだわり】
創刊がぎりぎりになってしまったけれど、限られた時間の中でできるベストを尽くしました。万博誘致委員会やライバル国(ロシア、アゼルバイジャン)の市民など、総勢14組へ取材敢行。幅広い視点から万博について考えます。さらに最後のページまで飽きずに楽しめるよう、各ページでデザインを変えました。ぶっちゃけてしまうと、可読性よりデザイン重視。デザインとコンテンツの力で、多少文字が読みにくくても“読んでしまう”紙面を目指しました。

【ポイントその3:仕様へのこだわり】
表裏でテクスチャーが違う、エスプリコートという紙を採用。マット面とツヤ面の印刷の違いを楽しめます。通常のカラー印刷はCMYKの4版ですが、特色インクを使ってリッチな印刷に。多いページでは7版で作っています。そして、サイズはA3と大判に。手にした時のインパクトに注力しました。やっぱり印刷物として現われるとオーラを纏うもんだな〜って、作ってみて改めて感じました。印刷はサンクラールさんにご協力いただいてます。

【反響】
おかげさまで、結構反響いただいております。Yahoo!ニュースにも掲載されたり、関西版のNHKでも放送されたり。SNSでも話題にしていただくことが多く、大分や福井など首都圏以外の地域からのお問い合わせもあって、大変嬉しいです。表紙の田中真琴さんもつぶやいてくれてましたし。可愛い。


というわけで、次回からはページごとに執拗なまでのこだわりを解説していきます。2025年の万博がわかるフリーペーパー「はじめて万博」創刊!(そして休刊!)です。
https://hajimete-expo.jp/

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