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『イメージの詩』

誰かが言ってたぜ
おれは人間として 自然に生きてるんだと
自然に生きてるってわかるなんて
何て不自然なんだろう

浜田省吾『イメージの詩』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1997年に発売された、浜田省吾28枚目のシングルより『イメージの詩』について。


イメージの詩

これこそはと信じれるものが
この世にあるだろうか
信じるものがあったとしても
信じないそぶり
悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうネ
涙をこらえて笑っている人は
きれいなものでしょうネ

男はどうして女を求めて
さまよっているんだろう
女はどうして男を求めて
着飾っているんだろう
いいかげんな奴らと口をあわせて
おれは歩いていたい
いいかげんな奴らも口をあわせて
おれと歩くだろう

たたかい続ける人の心を
誰もがわかってるなら
たたかい続ける人の心は
あんなには燃えないだろう
傷つけあうのがこわかった昔は
遠い過去のこと
人には人を傷つける力があったんだろう

吹きぬける風のような
おれの住む世界へ
一度はおいでヨ
荒れ果てた大地にチッポケな花を一つ
咲かせておこう
おれもきっと君のいる太陽のあるところへ
行ってみるヨ
そして きっと言うだろう
来てみて良かった 君がいるから

長い長い坂を登って
後ろを見てごらん 誰もいないだろう
長い長い坂をおりて
後ろを見てごらん
皆が上で 手を振るサ
きどったしぐさがしたかったアンタ
鏡を見てごらん
きどったアンタが映ってるじゃないか
アンタは立派な人サ

激しい激しい恋をしているおれは
いったい誰のもの
自分じゃ 言いたいのサ
君だけのおれだと 君だけのものだと
裏切りの恋の中で
おれは一人もがいている
はじめから だますつもりでいたのかい
僕の恋人ヨ

古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを

いったい
おれ達の魂のふるさとってのは
どこにあるんだろうか
自然に帰れっていうことは
どういうことなんだろうか
誰かが言ってたぜ
おれは人間として 自然に生きてるんだと
自然に生きてるってわかるなんて
何て不自然なんだろう

孤独をいつの間にか
淋しがり屋とかんちがいして
キザなセリフをならべたてる
そんな自分を見た
悲しい男と 悲しい女の
いつものひとりごと
それでも いつかは
いつものように 慰めあっている

浜田省吾『イメージの詩』

『イメージの詩』は1970年に発売された吉田拓郎のデビューシングルです。
浜田省吾は吉田拓郎のツアーバンドとして活動していた時期がありまして、今回のシングルは浜田省吾にとって恩人である吉田拓郎50歳の誕生日を祝って制作されました。
原曲はフォークな雰囲気ですが、浜田省吾のカバーバージョンはロックなサウンドとなっています。
個人的に大好きな音ですね。

最近のアニメ映画でもこの曲のカバーが主題歌として使われていましたね。
語りかけるような歌詞が印象的ですが、やっぱり浜田省吾の歌うバージョンが好きですね。
どのフレーズも本当に印象的で、すごくいい歌詞だと感じています。
一時期この曲が好きすぎて何度もリピートしていましたね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『イメージの詩』の紹介でした。
メロディに乗せて淡々と語りかけるような歌詞が印象的な歌です。
曲としては少し長めですが、何度でも聴きたくなる曲ですね。

それでは、また。

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