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遂にIT企業がEV車を販売する時代に

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ここのところEV関連の記事ばかり書いていますが、調べれば調べるほど色々と学びがあるので面白いです。

昨日こんな記事が出ました。
中国のIT大手である百度が自動車メーカー吉利と組んで、EVメーカーを立ち上げると発表しました。

百度はこれまでもAI技術を駆使し、北京で自動運転のタクシーの実証実験を行っていたり、自動運転の分野で有名です。
その百度が自社のAIを使って独自のEV車を作ると発表したのが今回の記事です。

ちなみに、北京の自動運転タクシーの記事はこちら👇

ちなみに、アップルも数年以内に自動運転のEV車を実用化に向けて動いています。

■IT企業が車を作る時代に

これらの記事で驚かされたのが、自動運転のEV車という点ではなく、IT企業が主体となって自動車を生産するような時代になったということです。
長らく自動車業界は裾野が広く、初期投資が大きいことから参入障壁が高いとされてきました。

ある意味、そのおかげでトヨタは日本でトップの自動車メーカーとして存在できたのです。
その構図がEV化と自動運転という二大要素によって壊れつつあります。

✅EV化

EV化はガソリン車と根本的な車の作りが変わってきます。
エンジンはモーターになりますし、パワートレインも全く異なるものに変わります。

何が言いたいかというと、既存の自動車メーカーも1から設計し直しを要求されている状況で、答えがわからないまま手探りで進めています。

さらに、既存の自動車メーカーは既に工場を持っていたり、部品メーカーを守っっていくことも考えなければいけないとなると、むしろEVに関してはマイナスのスタートなのです。
だからこそ、しがらみのないIT企業に勝ち目があるのです。

✅自動運転
自動運転の分野もAIになるので、これまでビッグデータを蓄積してきたIT企業が完全に有利な世界になります。

自動車に絞ると分かりづらいですが、スマホで考えてみるとgoogleもアップルもユーザーのデータを分析して、おすすめの広告を出したり、マーケティングを行ったりしてることが分かると思います。
自動車メーカーは作る専門であって、データ収集に長けているわけではないです。

■まとめ

EV化と自動運転という2大要素によって、IT企業に追い風になっています。
ここに政府のガソリン車規制も加わるので、既存の自動車メーカーも未知の市場で戦わなければいけないため、大変厳しい状況です。

今後もこれらの動向に注視します。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。



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