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第2回台湾旅行・行った場所【廟・寺院】まとめ

11月末から3泊4日で、台湾旅行に行ってきました。食べた物まとめに続き、今度は行った廟や寺院のまとめです。

わたくし、日本でも寺社仏閣をめぐるのが好きでして、わりとよく色々な場所に行きます。今月は神戸から車で伊勢神宮にも行ってきました。それぐらい好きなので、台湾でもやはり廟などを巡ってしまいます。

台湾の廟ってLEDなどを使った絢爛豪華な装飾があり、しかも道教・儒教・仏教が入り混じってるので見ていて飽きないんですよね。しかもスタッフさんたちも親切だし、お参りに必要なお線香は無料で配ってたりもします。

また、住宅街の中にある家の隙間にも突然廟が出てきたりするのも面白いです。普通の民家っぽいところに突然真っ赤な空間が出てきて、赤い仏壇に赤い像に赤い装飾の祭壇が赤いライトで照らされていて、夜に見ると不気味で美しい。ほんと好き。

ただそういう個人のおうちの廟は立ち寄ると迷惑だと思うので、基本的には外から眺めるだけにしています。ということで、今回の台湾旅行で行ったそこそこ有名な廟や寺院を紹介していきます。

なお、廟と寺院について、自分は厳密な区別がついてませんので、ごっちゃになってるかもしれませんがご了承ください。


参拝の方法

先に、参拝の方法について簡単に説明しておきます。

  1. 入口付近でお線香をもらう(香炉のある数だけ線香を貰います。基本無料ですが、稀に買わないといけない場所もあります。)

  2. 線香に火をつけて、それを持ったまま神様の前に行く

  3. 神様の前で3回お辞儀をして、住所・氏名・生年月日・願い事を言う(住所などは口に出さなくても心の中だけでOK、日本語でOK)

  4. 再度3回お辞儀をする

  5. 線香を1本香炉に刺す

以上がおおまかな流れになります。

1.艋舺青山宮

最初に来たのはここ、青山宮。ここは前回の台湾旅行でも来ていて、とても良かったので、もう一度来たいと思っていました。また参拝することができて良かったです。

中央にいらっしゃるのが青山霊安尊王。行ったときは台北の三大祭りと言われている数日後に「艋舺青山王祭」を控えていたらしく、準備が大変そうでした。

外にあるランタンもおそらくその準備で取り付けられたもので、大変綺麗でした。台湾と言えばやっぱランタンよねぇ。

中は3階建てになっていて、社員用通路みたいな場所を通ったりして5カ所で参拝します。なので最初に入ったら、お線香を5本取って火をつけてから行くのがベストです。

2.艋舺龍山寺

龍山寺は台湾一のパワースポットと言われている超有名な寺院です。龍山寺は台湾各地にあるので、ここの龍山寺は正確には艋舺という地名のついた「艋舺龍山寺」といいます。

本尊は観世音菩薩で、他にも関羽こと関聖帝君や媽祖なども祀られており、100体以上いらっしゃるそうです。参拝する香炉は7カ所あるので、お線香7本に火をつけて参拝しましょう。

ここは日本人観光客も多いため、日本語で書かれていたり、日本語が通じたりすることが多いです。3枚目の写真は赤い半月型の木を投げて行うおみくじで、この結果についても日本語で解説してくれる人がいたりするのですが、今回は時間が遅かったため解説所が閉まっていました。

お守りも色々売っていて楽しいです。ちなみに台湾のお守りは日本のとは違って、効果が未来永劫続きますのでお得です。あと、夜遅くなるとここの周辺は治安が悪くなるそうなので、行くなら明るいうちに行ってください。

3.西門町の媽祖廟

しまった、ほとんど360度カメラで撮影してしまったのでここに載せられる写真がありませんでした。ってことで前回撮った写真で代用。

ここも装飾がド派手で楽しい廟です。台湾の原宿とも言われる西門町のド真ん中にある媽祖廟で、それでいてかなり由緒正しい伝統ある廟です。道教・儒教・仏教が融合していて、弘法大使の像があったりと日本人からするとかなりカオスに感じます。

そしてこの廟はビル群のど真ん中にあるので、3階から外の景色を撮った写真はギャップが凄い。日本だと神社やお寺って大体が大地主だったりするので、周囲の土地も平地なことが多いですが、台湾の場合はビルとビルの間にギッチギチに廟を詰め込むみたいな建て方してるところが多いので、異世界感があって面白いです。

4.關渡宮

関渡宮は媽祖廟ですが、ここも神仏習合、三宗教がミックスされています。行ったときは奥の高い建物が工事中で、登ることもできなかったのでちょっと残念でした。

ただここ、一番のオススメは財神洞。台湾一の金運スポットとか言われてます。この洞窟の中にたくさんの神像が祀られているのですが、そのすべてが金運に関する神様なんだとか。そして5枚目の写真の神様が、台湾一の金運の神様だそうなので、しっかりとお参りしてきました。

最後の写真、真ん中が赤くなっている石碑ですが、この赤い丸の手前にわずかに隙間があって、そこにコインを投げ入れることができると良いことがおきるそうなので、ぜひチャレンジしてみてください。自分は2回で成功しました。来年の干支である龍もあって、縁起が良さそうですねぇ。

5.淡水龍山寺

淡水にある龍山寺。台湾には五大龍山寺というのがあるらしく、ここはそのうちの1つらしい。淡水老街の大通りから横道に入ったところに入り口があるので見つけにくいかも。

淡水老街は野菜とか肉とかが売ってる商店街なんですが、通路が九份並みに非常に狭く、地元の人たちでごったがえしていました。が、ここはそこから数m中に入っただけなのに人がほとんどいなくて閑静で、都会のオアシス感があって良かったです。

6.淡水清水巌

比較的新しい祖師廟。日本統治時代に建てられたらしく、日本の神社にあるような灯篭があったりします。が!ここも写真が360度カメラにしか残ってない~! ちなみにカッコいいお札をタダで貰えました。

7.淡水福佑宮

入り口が淡水の大通りに面していますが、全体的に工事中で、あまり綺麗な装飾が見られませんでした。え、ここが入り口!?と思ったら、正面の大きいところは工事シートで完全に覆われていて、ここはただの通用口っぽい。

中に入るとビルの一室みたいなところに仏像があって、その奥、トイレに通じてそうな細い道の途中に突然仏像があったりして、かなり先進的な廟でした……。というか工事中ゆえに一時的に場所を移動させてただけかも。先に行く親子がいなかったら絶対わからなかった。

8.石門金剛宮

今回の台湾旅行で一番行きたかった寺院。ここは道教・儒教・仏教だけでなくさらにバラモン教の神様まで祀ってる神仏習合なんてもんじゃないほどカオスな寺院です。見どころがありすぎてここだけでnote書いてもいいかもしれないぐらいなので、ここではサラっと流します。

まず「四面佛」とあるように、珍しい四面の仏様が主神のようです。あれ、そういえばこの四面佛様のお名前は?と思って調べたけどでてこなかったので、この四面佛が正式名称みたいです。日本人からすると阿修羅の三面はなじみがあると思いますが、四面は聞いたことがないので大変珍しい。

そして日本人が大好きな手の目こと甲子太歳金辨大将軍様。パンズラビリンスも思い出すこのお方、実は60体いる歳神様の中で一番偉い神様なんだとか。甲子は甲子園のそれと語源は同じで、甲乙丙丁……の甲と、子丑寅卯……の子、つまり十干十二支の先頭に立つ神様なわけです。

日本人にだけ大人気なせいで、いたるところにニホンジンナイズドされた看板がありました。スタッフの方たちも日本人対応に慣れていらっしゃいました。しかもこの日行ったら、前にいた2人組も日本人だった。ちなみにこの2人組のうちの1人が、20代前半っぽかったのに神仏の話にめちゃくちゃ詳しくてビビりました。たぶん自分より詳しい。

地獄めぐりからの極楽めぐりとか、金ぴかの大黒天っぽい像ばかりが500体並ぶ部屋とか、台湾一巨大な涅槃像とか、見どころが山ほどありましたがそれはまた別の機会に。

最後に手の目さんのお守りを買ったところ、スタッフさんに連れられて、それにパワーを込める儀式的なものを四面佛像のところでしていただきました。満足度が非常に高い寺院でした。ここは超オススメ。

9.松山慈祐宮

饒河街夜市のすぐ横にある廟。ここも中は360度カメラでしか撮影してなかった……。綺麗なところは360度カメラで撮ろうとしてしまって、こうやってnoteに残せないのはちょっと失敗ですね。

ここは外側が台湾一派手なんじゃないかなぁって思うほど派手。台湾はライトアップに限度ってもんがありません。場所によってはここからさらにLEDで装飾してたりします。

中は艋舺龍山寺なみに広く、ここもまた多くの神仏像が祀られています。2階もあります。あと比較的綺麗なトイレがあるので、饒河街夜市にいるときにトイレに行きたくなったらここに行くのがベストみたいです。

10.臺北孔子廟

すみません、孔子廟のことはよくわからないのですが、保安宮に行く途中で見かけたので立ち寄ってみました。中に入っても仏像とかはなくて、装飾は派手なのになんか寂しい感じが……。日本語のガイドは置いてました。

11.大龍峒保安宮

最終日に時間があったので急遽行ってみることにした廟。ここも良かったです。また中庭の様子は360度カメラでしか撮影してませんでした……。医学の神様である保生大帝が主神だそうです(写真2枚目)。

ここでは線香は買う必要があったので、ついでにと言ってはなんですが、初めてお供え物セットを買ってみました。入口で50元で売っていて、お菓子と冥銭、それと金紙と線香がセットになってます。ちょっと冥銭と金紙の区別がついてないので、もしかすると同じものを指してるかもしれませんがご容赦ください。

お菓子と冥銭と金紙の使い方ですが、まず保生大帝がいらっしゃるお堂のだいぶ手前に金属のテーブルがあって、そこにお菓子と冥銭と金紙を置いてお参りをします。で、お参りが終わったらそれを再度それらを拾います。祝福を受けたお菓子はいわば「おさがり」なので、持ち帰って食べます。冥銭と金紙は保安宮の道向かいにある焼き場(写真4枚目)で燃やします。

ということを、スタッフさんやその場にいたおばちゃんたちに教わることができました。そういう儀式に則ったことがちゃんとできて良かったです。貴重な経験ができました。

12.大稻埕慈聖宮

この樹を見てみたくて行ってみました。ここは巨大ガジュマルの方が有名かもしれない。廟の前がちょっとした広場になっていて、みんなここでご飯を食べたりしてます。旅行ガイドに載ってるのも、たぶん廟じゃなくてこっちですね。

こちらの主神は媽祖様で、やはり煌びやか。ちょっと思うんですが、この媽祖様は航海の神様なんですが、日本でも住吉神社の祭神である神功皇后が航海の神様なんですよね。どちらも聖母と言われてあがめられてるので、この2柱に関連性とかないんでしょうかね。

ラオフーさん(老虎)もいました。中はあまり広くありませんでしたが、まあガジュマル見るならついでに中も覗いてみてください。

13.台北霞海城隍廟

これが最後。廸化街にある月下老人が祀られている廟。縁結びで有名。中はかなり狭いです。本当に写真に写ってる範囲ぐらい。廸化街は日本人観光客がめちゃくちゃ多く、この廟も日本人が大量に来るらしいです。台湾ともっと強く結ばれるようにお祈りしてきました。

終わりに

以上が台湾で行った廟の全てになります。全部で13カ所も回っていました。ですが、例えば大稲埕三大廟である大稻埕慈聖宮と台北霞海城隍廟には行けましたが、最後のひとつ「台北大稻埕法主宮」には行けてなかったりと、取りこぼしがまだまだあります。

また、台北や新北はかなり回りましたが、それ以外の廟はまだどこも行ったことがありません。台湾で一番廟が多いという桃園にも行きたいですし、台中・台南・高雄なども回りたい。

霞海城隍廟では「再び平和な台湾に行けるように」と月下老人にお願いしてきました。中国が侵攻したあとの平和ではない台湾では意味ありませんからね? 月下老人様、クマの夢を叶えるために、どうか台湾がいつまでも平和でありますようにお守りください。

#今年のふり返り #一度は行きたいあの場所


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