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【聖杯戦争候補作】Disposable Heroes

「……以上の件について、報告を終わります。では……」

見滝原を一望できる超高層ビルの一室。大きく重厚な机と立派な椅子に座るのは、40がらみの偉丈夫。眉目秀麗な男性秘書の報告を聞いていたその男は、差し出された書類に判を押した。

「ご苦労。下がってよろしい」
「はい。それでは、失礼致します。CEO
秘書は、男の放つ威圧感に冷や汗をかきつつ、完璧な所作でお辞儀し、退室した。

男は視線を背後の窓の外、夕景に移す。記憶はあるのに、記憶にない街だ。
立ち並ぶ高層ビル。最先端技術を積極的に取り入れ、一般家庭にも普及させた近未来的な理想都市。清潔で、芸術性すら帯びた景観。かつていた、碁盤の目のように整然とした街並みとは程遠いが……。

「……それなりに、美しい」

――また発見される『赤い箱』。震撼する見滝原!

――警察は容疑者と思しき黒コートと黒帽子が特徴の男性の映像を公開。

――鋭利な凶器を所持している可能性あり……

巨大モニタに繰り返し流れる物騒なニュース。おそらく、暴走した主従の仕業だろう。急に力を獲た低能者は、己の力を過信し、ほとんどの者が暴走する。世界の王にでもなった気分で。それから、壁にぶつかる。少し賢くなると、自分が檻の中にいると悟る。鎖に繋がれ、思ったほどには自由でないと分かる。檻を破り、鎖を断っても、檻の外にはより大きな檻。より長い鎖。それが死ぬまで続く。

「……この街には、秩序が必要だ。低能な者は低能なりに、然るべき檻(ケージ)と鎖(チェイン)が必要なのだ。そう思わないかね、アーチャー=サン」

男は……超高層ビルの一室の窓から、遠く駅前のモニタを眺め下ろし、そう呟く。立ち上がった姿は長身。彫刻のように均整が取れ、高貴な気品が漂い優雅ですらある。白く波打つ長髪を後ろへ撫で付け、上等なスーツと白手袋を着用し、胸元にはハンカチーフ。顔にはやや皺が刻まれているが、精悍でエネルギッシュ。その目は白金色の虹彩と、暗黒の瞳孔を備える。

「ああ、そうだな、マスター。必要さ。――――弱者を守るためにもな」

部屋の隅から答える声。空中に金色の粒子が凝集し、若者が姿を現す。
黒髪で短髪、褐色の肌。鍛え上げられた肉体に軽装の鎧を着け、大きな赤い弓を携えている。背格好は、マスターと呼ばれた男と同じ程。

「しっかしまあ、大きな街だ。建物も多けりゃ人も多い。それに面白い。
移動に鉄の箱を使うのも初めは面食らったが、見慣れれば味わい深いぜ」

軽口を叩く若者。彼はマスターからしばらく離れ、街中を偵察していたのだ。マスターは振り返り、自分のサーヴァント、アーチャーと改めて対面した。

「さて、アーチャー=サン。これからの予定だが……君には『狙撃』に徹してもらう。それが最適だろう」

マスターはにこやかに告げる。アーチャーは鼻を鳴らし、腕を組む。目上の者に対するタイヘン・シツレイな態度だ。ケジメを要求されても不思議ではなかろう。否、彼は英霊、それも三千年以上前の大英雄。従僕とはいえ、目の前のマスターが何者であれ、それほど畏まることはない。

否。目の前のマスターこそ、この大英雄の国における最高神「アフラ・マズダー」の霊を宿す者なのだ。正確には、異なる世界においてその神として崇められた、恐るべき神代の存在――――「マズダ・ニンジャ」のソウルを宿す者。

「そうだな。我がマスター、『イグゾーション』さん。俺が狙撃に徹すれば、普通の聖杯戦争ならあっさり片がつくぜ。普通ならな」

イグゾーション(Exhaustion)。使い尽くすこと、消耗、枯渇、疲労困憊を意味する英単語。彼はガイジンではなく、普段は通常の日本人名を名乗っているが、この異名、ニンジャネームを持つ。平安時代以前の世界を数千年の間カラテによって支配した半神的存在、『ニンジャ』の掟として。

彼はアメリカ大統領めいたにこやかな表情を崩さず、丁重に接する。古事記にも書かれた英雄として、彼なりに敬意を払っているのだ。
「狙うのは……君が『悪』と断ずる者だ。ああ、私を狙わないでくれよ。君にとって私は悪だろうが、私にも信念がある」
「狙わんよ。あんたがこれから、何か非道を行おうってなら別だがな。敵に襲われたら、俺が護ってやる」

アーチャーは笑う。マスターが、生身の存在としては非常に強いことは見て取れる。彼が宿す邪悪な霊と、彼自身の卓越した強さを。例えば英霊や神霊が人間に宿り、その人間が英霊になれるほどの鍛錬を積めば、こうなるのだろうか。しかしアーチャーは、並大抵のサーヴァントではない。神代に先祖返りした存在だ。このマスターを殺そうと思えば、たぶん殺せる。

「はは。私もカラテに多少自信はある。君よりは……うーん、どうかな。ゴジュッポ・ヒャッポかな。近接物理戦闘であれば、私はそう負けんよ。まあ特殊なジツを使う者もいるだろうが、なんとか対処しよう。とはいえ、君という頼もしい仲間がいるんだ。せっかくだから護ってもらおう」

マスターも笑う。アーチャーは頷く。互いのことは、既に情報交換している。千里眼によって、彼の心を垣間見ることも出来る。彼は悪人だ。自分の信念を正義で善だと当然のように考え、それを邪魔する者を踏み躙って顧みない悪人だ。災害じみた暴力と邪悪な策略、権力とカネと文化と文明の力を、並み外れた知性と理性によって行使する暴君だ。彼が聖杯を獲得すれば、生きて現世に帰還すれば、あまり良くはなかろう。

「私はね……本来、あまり『暗殺』という野蛮な方法は使いたくないんだ。戦争は、個人の武勇だけで決まるものではない。謀略、経済、政治、全てが戦争の一部。否、戦争こそ政治の一部に過ぎない。他の主従を炙り出し、社会的に孤立させる。弱い者は狩り、強そうなら互いにぶつかり合わせ、弱らせればいい。無駄な労力を使うことはない。そう思っていたが」

令呪はまだ使われていない。裏切ることは可能。ただその場合、彼は即座に自分を自害させ、平然と次のサーヴァントを獲得するだろう。あるいは令呪で絶対服従を強いられるか。彼の魔力なら、自分を令呪でそこまで縛り付けることも可能。先手を打てば、いけるか。彼を―――見張らなくてはいけない。彼は危険だ。人間と神の境、ボーダーラインを超えてはいけない。

「そう。俺は『個人の武勇で戦争を終わらせた』本人だからな。回りくどいことをせずとも出来るさ。それと」
アーチャー、『アーラシュ』は告げる。イグゾーションに、そして「マズダ・ニンジャ」のソウルに対して。
「あんたは、それなりに正しい。ただ―――俺は自分が守りたい者を守る。それは、弱者だ。あんたのような奴に踏み躙られる弱者だ。俺が国境を作ったのは、そのためだ」

嫌悪を露わにする従僕に対し、マスター・イグゾーションは目を細める。
単純な男だ。カラテは相当なものだが、一介の戦士に過ぎない。心や未来は見抜けるが、政治を理解しない。ならば、好ましい。

「そうかね。では、君は君の守りたい者を守り、弱者を寄せ集めたまえ。手駒が多くて悪いことはない。いずれ我々は、この聖杯戦争の主催者にも挑むことになるだろうからね」

アーチャーは眉根を寄せた。彼は邪悪だが、強く、賢い。指導力もある。
他の邪悪な主従を潰し、主催者に挑むには、彼の力も必要かも知れない。
しかし、いずれは――――。

赤い箱。救世主。時間泥棒。怪盗。歌手。徘徊するモナ・リザや恐竜のウワサ。奇妙なウワサばかりが広まっている。これらもまた、主従のウワサか。
そうしたウワサを流すメリットはなにか。そもそも、誰が流しているのか。

アラもう聞いた? 誰から聞いた?
罪罰罪罰罪罰のそのウワサ

今日も何だかユーウツね
やる気の出ないオトナでも
肩を叩けばやる気が出るの
過労死上等 飛んで行け!

罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰

見滝原の住人の間ではもっぱらのウワ罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪<◎>罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰<◎>罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪

インガオホー!

罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰<◎>罰罪罰罪<◎>罪罰罪罰罪罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪<◎>罰罪罰罪罰罪<◎>罪罰罪罰罪罰罪<◎>罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰<◎>罰罪罰罪<◎>罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰

ニンジャは実在しない。いいね?

<◎>

【クラス】
アーチャー

【真名】
アーラシュ@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ,Fate/Grand Order

【パラメーター】
筋力B 耐久A 敏捷B+ 魔力E 幸運D 宝具B++

【属性】
混沌・中庸

【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。マスターを失っても1日は現界可能。

【保有スキル】
頑健:EX
神代の名残を色濃く有する彼は、生まれついての特別な頑強さを有する。
戦場であっても傷を受けず、生来より病を受けたことさえない、という逸話がスキルとなったもの。耐久のパラメータをランクアップさせ、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。対毒スキルの能力も含まれる。

千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。遠方の標的捕捉に効果を発揮。Aランク以上ならば一種の未来視(未来の予測)や読心さえ可能。

弓矢作成:A
女神アールマティから授かった「弓」の設計者であり作成者。材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。これにより無数の矢を断続的に放つことが可能となる。

【宝具】
『流星一条(ステラ)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:900

イラン(エーラーンシャフル)とトゥーラーン(トゥルキスターン)の間に国境を作り、争いを終結させた究極の一矢。射程距離は2500km、威力は大地を割る、人ならざる絶技。純粋な威力では対城宝具、発生魔力総量と効果範囲は対国宝具レベル。しかし宝具の使用と同時に、アーチャーごと爆発四散して消滅する。

【Weapon】
弓矢。スキルにより瞬時に生成した山をも削り取る威力の矢を、視認できないほどの超遠距離から同時に数十発も標的に当て、空を埋め尽くすほどの矢の雨を降らせることが可能。宝具を使わなくても対軍宝具級の攻撃を放てるに等しい。しかし街一つを軽く崩壊させる事が可能なため、街中では建造物にまで配慮して何も壊さないように戦う。

【人物背景】
イラン・ペルシア神話における伝説の英雄。CV:鶴岡聡。聖典『アヴェスター』のティシュタル・ヤシュトではウルフシャ(Erekhsha)、『ブンダヒシュン』等の中期ペルシア語ではエーラシュ(Erash)、新ペルシア語やアラビア語ではエラシュ(Erash)、イーラシュ(Irash)、アーラシュ(Arash)。
また「速い矢の(shewatir)」「射手の(kamangir)」といった添え名を持つ。アーリヤ人で最も弓矢の術に優れた勇士とされる。

伝説によれば、イランの王マヌーチェフルはトゥーラーンの王アフラースィヤーブと60年間戦ったが、包囲されて不利な条件で講和を結ばざるを得なくなった。それは「弓矢の届く限りの土地をマヌーチェフルが統治し、残りをアフラースィヤーブのものとする」というものであった。この時、大地の守護女神スプンタ・アールマティが特別な弓矢を英雄アーラシュに授け、ダマーヴァンド山の頂上から東方へ向けて矢を射させた。矢は夜明けから正午(あるいは日没)まで飛び続け、40日の旅路の距離、あるいは1000パラサング(5600km)を飛んでバクトリア地方の山に到達し、大地を割ってワフシュ川(現アム川、かつてはバクトリアからカスピ海へ注いでいた)を創り出した。アーラシュ自身は途方もない弓矢の威力で五体が爆発四散したが、こうしてイランの領土は護られ、両国の間に平穏と安寧が到来したという。

いつもの彼。マスター運が良い彼も、今回はあまり善くないマスターに喚ばれてしまった。マスターが極めて強大なニンジャなので魔力切れの心配はない。

【サーヴァントとしての願い】
なし。

【方針】
己の正しいと思うことを行う。弱者を守る。倒すべき悪を見つけたら超遠距離精密狙撃で狩る。マスターには今のところ従うが、非道な命令には従わない。襲撃されたら守ることは守る。宝具使用は最後の切り札。

【把握手段】
原作、ないしFGO。いつもの彼。

<◎>

【マスター】
イグゾーション@ニンジャスレイヤー

【Weapon】
ニンジャとしても非常に高いカラテのワザマエを持つ。第二部時点でのニンジャスレイヤーやダークニンジャよりも「やや強い」と評される。生身でありながら、その凄まじいカラテは実際英霊にも通用・匹敵するだろう。またスリケンを生成して投擲する。さらに周囲の生物を「バリキ・ジツ」で爆弾化し、標的に突撃させて爆発させる。

【能力・技能】
『ニンジャ』
ニンジャソウル憑依者であること。ニンジャの始祖に最も近いとされる神話級アーチニンジャ「マズダ・ニンジャ」のソウルを宿す。そのアトモスフィアは常人(モータル)を畏怖させ、NRS(ニンジャ・リアリティ・ショック)症状を引き起こさせる。常人が彼に立ち向かうのは、竜巻やドラゴンの前に立ちはだかるにも等しい。銃弾が急所に当たれば死ぬが、平然と避けるのでまず当たらない。

『バリキ・ジツ』
接触した相手に特殊波長のカラテ(魔力)を少量流し込むことによって生命力をオーバーロードさせ、生体爆弾に変化させるユニーク・ジツ。「バリキ爆弾」と化した被害者は、オーバーロード時の熱エネルギー反応によって目や口などから異常発光を始めた後、爆発四散し死に至る。脳機能にも影響し、被害者は思考力が著しく低下し、両腕をバンザイさせた状態で、設定された標的へまっすぐ突っ込んでいく。副作用で痛覚が麻痺するのか、生半な攻撃では突撃してくる犠牲者達を止めることは困難。動物も爆弾化させられるが、人間よりやや威力は落ちる。手当たり次第に周囲の生物を生体爆弾に変え特攻させる戦法は実際脅威。常人や動物ならば接触するだけで爆弾化が可能だが、ニンジャなどの強力な存在を爆弾化するにはやや長く触れる必要があるため、対ニンジャ戦で相手を爆弾化させることはしない。また流すカラテを弱めて尋問(インタビュー)にも利用できるが、繊細な作業ゆえ調整を誤れば尋問対象を爆死させかねない。

『セルフ・バリキ・ジツ』
自らにバリキ・ジツを用いて、自身のカラテ能力を飛躍的に高める応用技。もともと最強格のカラテを持つが、さらに強くなる。ただし加減を間違えるとあっと言う間にオーバーロードして自爆する禁断の奥の手。副作用として躁めいた状態になる。自分以外のニンジャなどにバリキ注入してパワーアップさせるという使い方は、コントロールが難しいため無理のようだ。

【人物背景】
小説『ニンジャスレイヤー』第二部「キョート殺伐都市」に登場するニンジャ。CV:鳥海浩輔。キョート共和国を支配するニンジャ組織「ザイバツ」の最高幹部(グランドマスター)の一人であり、その中でも最強の実力者。身長185cm、40がらみの皺が刻まれた頬を持つ男。白金色の虹彩と暗黒の瞳孔を持つ。戦闘時等には赤熱する炭を思わせる赤橙色のニンジャ装束を生成して纏い、メンポ(面頬)とブレーサー(手甲)を装着する。

上流階級出身であり、生まれつきの貴種が上に立つのを当然とする。優雅な立ち居振る舞いと深い教養、高い政治能力を併せ持つ。卓抜したカラテ(戦闘力)を持ちつつ、政治的策謀こそ真の闘争と考え、自らが戦うよりは部下に任せることを好む。部下に対しては鷹揚に振る舞い労をねぎらうなど良き上司として振る舞うが、部下は道具・手駒としか考えておらず、「愚鈍」な者を好む。この場合の「愚鈍」とは無能という意味ではなく、有能ではあっても主体性や広い視野を持たず、上司の命令に忠実なことをいう。表面上は良き上司であるため心酔者も少なくなく、彼の派閥はザイバツの中でも最大であった。

キョートから離れた異世界に来たため、ロード・オブ・ザイバツのジツは解けている(はず)。最初は随分ショックだったが、気を取り直して自分の野望を果たすことにした。

【ロール】
見滝原に政治的・経済的な強い影響を及ぼす暗黒メガコーポのCEO。本社から視察に来ており、市内の最高級ホテルに宿泊している。普段は「コジマ」という偽名を名乗る。彼自身のモータルネームは明らかでない。

【マスターとしての願い】
ニンジャ千年王国の樹立。

【方針】
まずはアーチャーの狙撃による強敵の排除。アーチャーを活用するため、彼が生きているうちは、なるべく非道は行わない。襲撃されたら自分を護らせる。いずれは主催者にも挑むため、手駒を集め策を練る。権力やカネ、報道機関や情報機器もフル活用する。

【把握手段】
忍殺第二部「シー・ノー・イーヴル・ニンジャ」及び「デス・フロム・アバブ・セキバハラ」。物理書籍では第二部第1巻「ザイバツ強襲!」と第2巻「ゲイシャ危機一髪!」に収録。ドラマCDもある。

【参戦時期】
死亡直前。地面にソウルジェムが落ちていたものと思われる。サイオー・ホースな。

<◎>

血中ニンジャ成分が減ってきたので補充した。バリキ!デスドレインはどこかの亜種聖杯に出てたので、イグゾーションにした。そしてイラン繋がりということでアーラシュだ。おれの聖杯戦争候補作では初の、カタツキ作品からの出演ということになる。あまり詳しくないが、彼に関する神話は調べれば出て来たので、そういう感じにした。秩序と混沌の対立だ。境界線を定めたアーラシュが混沌というのも不思議だが、彼には彼なりのエゴがあるのだろう。もちろんイグゾーションにもある。信頼関係を構築できそうにないが協力関係は結べるだろう。しかし、いつまで持つか。

【続く】

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