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ぶらりさんぽ録@立会川・大森

品川に越してきてもうすぐ丸一年、というのに碌に近所について知らない!ということにこのあいだ鮫洲に免許証の住所更新時に気づいた。なので、この日曜日も散歩してみることにした。

01.今回のさんぽルート

今回は大井町駅から立会川の暗渠の上を通りながら京急立会川駅を目指し、その途中の土佐関係の史跡をみて回る。そのあと、しながわ水族館に立ち寄ってからゴールJR大森駅に向かう6kmの道のり。

①立会川

そもそも立会川は目黒区の碑文谷(ひもんや)池と清水池から海に流れている河川で、大部分が暗渠になっており道路や遊歩道になっている。
水質が悪かったのを東京駅地下の総武線に湧き出ている地下水を流して水質改善したとか。(つまり、もうほとんど目黒のほうから水は流れていないってことなのか?)
その甲斐あってか、鴨など水鳥がかなり住んでいるみたい。

②旧・土佐高地藩山内家下屋敷跡

第一京浜に出て左折。鮫洲駅の方には伊達家の下屋敷跡があったが、こちらには土佐藩山内家の下屋敷跡があった。
敷地のなかに軽く学校が入ってしまう広さ。山内容堂が安政の大獄の際、謹慎していた屋敷だとか。江戸に歴史あり。

③坂本龍馬像

立会川駅の近くに威風堂々と立ってる坂本龍馬像。20歳の龍馬を再現しているとか。というか、坂本龍馬がいたことあるだけで、ものすごい推しっぷり。
わがふるさと流山も近藤勇が捕まったことあるのだから陣屋跡だけではなく銅像つくってガンガン推していってほしい。

④勝島運河・浜川砲台

立会川の河口となっている勝島運河。屋形船がたくさん停泊。
そしてそのほとりに土佐藩がペリーに備えて用意した砲台跡がある。
復元されているのは6貫目ホーイッスル砲というらしい。アームストロング砲しか知らんかった。そして、この砲台が整備されたときにはすでに坂本龍馬は佐久間象山のもとで大砲操練を積んでいたらしい。なお佐久間象山砲術塾跡は門前仲町にある。
そして勝浦運河のポンプ小屋には龍馬の壁画も。

⑤浜川橋(泪橋)

立会川にかかる橋だが、泪橋とも呼ばれている。これは鈴ヶ森の刑場まで罪人が連れていかれるのを、その親族などが涙ながらに見送った橋だかららしい。

この日は立会川がバスクリンみたいな色になってたので、水鳥たちが温泉に浸かってまったりしているように見える。写真の鳥はオオバンっていうらしい。

⑥天祖・諏訪神社の中の厳島神社

すぐ近くの鮫洲にもあった厳島神社がなんとここにも。先週、鮫洲散策してびっくりしたのに、このお手頃感覚であるのは一体。
Googleで調べると、なんと立会川の源である碑文谷池にも「碑文谷厳島神社」が。というか、全国各地に厳島神社はあり、広島の宮島がその総本社らしい。知らなかった。


あと気づいた共有点。厳島神社は必ずと言っていいほど、池の近くや池の中の小島の中に建てられている。
近場だけでもこの通り。

時間あったら調べてみよう。

⑦鈴ヶ森刑場跡

泪橋を渡って道なりにまっすぐ進むと第一京浜にぶつかるが、そこが刑場跡となっている。歌舞伎や講談によく登場する場所らしい。
処刑に使用された台石や井戸、供養塔が点在し、品川百景にも指定されている重要な文化遺跡とのこと。

⑧しながわ水族館

第一京浜沿いに進み、ある程度行ったところで左折すると、品川区民公園に入ることができる。ここに、しながわ水族館がある。今回は外から眺めるだけ。確かドラマ版の水族館ガールのロケ地だったはず。

水辺で餌をねだるユリカモメ?がとても可愛かった。

⑨磐井神社の狛犬と井戸

第一京浜に戻り、京急線沿いに南下するとあるのが磐井神社。
狛犬をよくよく見ると子狛犬のいる珍しい形をしていた。
この親子狛犬をモチーフにキャラクターも作ったらしい。商魂を感じる。

境内の外、歩道と車道の間に井戸も。土地の人々はこの井戸水を飲むと心正しければ清水、心邪ならば塩水という伝説を伝えているらしい。

⑩謎の5連耳たぶ


最後はJR大森駅へ向かう道端にて発見。
よくわからないが人によっては「イカめし」にも見えるらしい。
自分は耳たぶが5つ連なっているように見えた。プチ珍百景。



おまけ 散歩中に出会ったモフモフ

やはりさんぽの楽しみは唐突に出会うこのモフモフを写真に収めることなのかもしれない。

立会川暗渠の開始地点となる月見橋の上でなごむモフモフ。

龍馬像のある公園の裏を見た目とは裏腹に素早く走るモフモフ。

勝島運河のほとりを気ままに散歩するモフモフ。

おわり。


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