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230926 コンサータ服用の功罪

 今日も1日お疲れ様です。
 昨日の仕事後、古くからの友人と10年ぶりに都内で再会し、とっても幸せな気分になったXunxunです。
 偶然、仕事で上京するとの連絡をもらって、急遽夕飯を一緒に。
 懐かしさと嬉しさで、テンションが一気に上がりましたね^^

 さて。
 今日は、「コンサータ服用の功罪」について書いてみようと思います。

 私は約5年前に、発達障害(神経発達症)の一つ、ADHDと診断されました。

 診断が下りた当初から、コンサータという薬をほぼ継続服用しています。
(ほぼ、とつけているのは、一時期双極性障害を疑われた際に中断していたからです)

 では早速。
 功罪それぞれについてまとめてみますね。
(あくまで私個人の主観ですので、ご参考までに)
【効】
◯ 作業(興味なし、退屈な)に対する、集中力アップ
 面倒なPC作業や、細かい表計算、タスク整理、議事録作成などの、「面倒」「退屈」と感じる作業への集中力が上がります。
 ADHDは興味のないことに対しては、概して先送りする傾向にあります。
 締め切りのある仕事だと、やばいですよね笑
 それを何とか、形にすることはできるようになります。
 ただしそれでも、出来栄えは大抵「人並み以下」になります。

◯ 頭の中の思考が落ち着く。
 ADHDの特性の一つに、多動、があります。
 貧乏ゆすりがとまらない、等の身体的多動だけではなく、頭の中の思考連鎖が止まらない、という脳内多動もあります。
 特に女性は男性に比べ、身体よりも脳内の多動が出やすい傾向にあるそうです。
(女の子だと、はしたないなどと言われて、貧乏ゆすり等は親から矯正されるケースが多いのも一因です)
 自分の場合も脳内多動が優位で、常に頭の中を文章の断片や思考フレーム?のようなものが渦巻いています。
 コンサータを服用すると、その渦が廻るスピードが遅くなって、脳の外を流れる空気?のスピードと同期してくれるので、地に足がつきやすくなります。

◯ 周囲に対してイライラしにくくなる。
 さっき、脳内の渦、の話をしましたが、それと関連する事象になります。
 自分の内外で渦巻く思考や空気の同期が取れていないと、それだけで無駄にストレスフルになってしまいます。
 浸透圧がちがう、みたいな。
 だから結構、昔から些細なことであってもイライラしてしまって、それを紛らわせるために、手指の皮や唇の皮を剥いたりしていました。
(おかげで、口紅を選ぶのすら難儀します。不用意に試すと、血が付着してしまうので・・・。あと、下地なしだと、必ず皮膚の凹凸で色ムラがでます)
 けれど、コンサータを服用すると、自分内外の歯車の回転速度が合ってくるので、多少のことではイライラしにくくなりました。

【罪】
○ 片頭痛の頻度が増した。
 コンサータの副作用の一つに、頭痛、があります。
 おそらく脳内のドーパミンの関係で、心拍が早くなっているせいかと思うのですが、こうなると、元来片頭痛持ちの人は、ほぼ確実に片頭痛が起こりますので注意が必要です。
 特に程よく脳疲労を感じ始める、午後2時〜3時ごろに怪しくなってきます。
 少なくとも自分は、片頭痛薬(イミグラン)の服用頻度が増えました。

○ 疲れやすい。(≒過集中の持続時間が大幅に短縮される)
 前述のように、コンサータを服用すると、興味のないことに対してであっても、一時的に集中力が増します。
 ですが、それはあくまで、一時的なもの。
 朝に服用してから、大体午後2時ごろにもなると、頭がやや擦り切れた感覚を覚えます。
 これは、興味のある内容に対してであっても、もれなくそうなります。
 心の中ではもっと、もっと、と思っていても、脳内回線がショートしてしまって、自然とブレーキがかかります。
 要は、頭が疲れてしまうんですね。

○ 若干、どもる。
 吃音、というほどではないのですが、コンサータを飲んでいると、脳内イメージの言語化までにタイムラグが生じてしまいます。
 理由はよくわからないのですが、確かに、言葉が出にくくなる(一時的、ですよ)という副作用も記載されていました。
 
 ちなみに。
 コンサータを服用していない時にも、若干のどもりはあります。
 ただ、この場合のどもりは、脳内イメージの言語化が必要以上にスムーズに行き過ぎて、それに口が追いついていかないことによるものです。
 要するに、早口になりすぎて、舌が回らないということですね。

 以上、私の思う功罪両面を挙げてみましたが、これらは人それぞれで感じ方が違うと思います。

 あと、これもかなり人によると思いますが、日によってはあえて服用しない日もあります。(減薬日とはまた別に。)
 それは、企画(アイデア)出しや、プレゼンをする日です。

 コンサータは集中力を上げてくれますが、その代わり、良くも悪くも頭の回転速度が遅くなります。
 アイデア出しの時や、プレゼンの質疑応答等、とっさの機転が求められる時には、コンサータは却って邪魔になります。

 加えて、自分の興味関心がある事項についてリサーチしたり、小説のプロットを考えたりするときもまた、服用しないようにしています。
 コンサータ服用によるリミッターを外せば、自分の心が求めるままひたすら探究していけます。
 その時間は本当に楽しいです。

 本当は、コンサータを飲まないで生きていければ一番良いのですが、そうすると頭や感情のバランスをとるのがなかなか難しいので・・・。お世話にならざるを得ません。
 仕事も成り立ちませんしね。
 発達障害(神経発達症)の診断基準の一つに、「社会生活に困難を生じる」というのが入っているわけを実感します。

 というわけで。
 今日は、「コンサータ服用の功罪」について書いてみました。
 診断を受けようと思っている方、服用を考えている方などにとって、一つの参考になれば幸いです。
 
 最後に、表題の写真を。

2018年9月、京都・銀閣寺(iphoneX使用)

↑↑
自分が京都旅行に行く時は、なぜか雨のケースが多いんですよね・・・。
雨女なだけなのか、はたまた拒まれているのかわかりませんが笑
京都は大好きなので、受け入れてもらえたら嬉しいな、と思います。

 今日もお付き合いくださり、ありがとうございました。

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