もう桜は散ってしまったか。葉桜も見られないかも知れない。

そういえば家の近くに咲いていた桜は、今年は間近で見ることは出来なかったなぁ…。散歩圏内だからいつでも行けたのに、どうしてか散歩に行くことすら渋ってしまった。それでも何度か出掛けたけれど、近くに寄ることはなくて、少し遠い道路から眺めるだけにしてしまった。

お花見も出来なかった。このご時世だから仕方ないと言えばそこまでだけれど、公園やあぜ道で、ただボーっと眺めるだけでもしたかったなぁ…。

全部後の祭りだけれど。

カメラもせっかく持って来たのに、充電すらしてなくて、何回か前の誕生日に友達とお揃いで買ったのに、最近はちっとも活躍させてない。最後に日の目を浴びたのは、いつだっけ？

その代わり増えたのは、月を見る回数。TwitterとかInstagramで写真を見るのも良いけれど、やっぱり夜風を浴びながら見上げる朧月には勝てない。月の周りにいる雲が、何とも言えない良い味を出してくれる。真っ新な夜のキャンパスにいる月も好きだけれど、雲というアクセントが月のアクセサリーにもなっている気がして、飽きることなく見ていられる。

街灯もあまりないような所だから、本当は長時間見ていたくても家の外は危険に感じる。家は外に出てちょっと敷地を出ないと良いアングルで見られなくて、屋上に登れたら良いなぁなんて思うこともある。まぁ、屋上自体がないんだけれども。

特定されない程度に場所を言えば、桜と月が重ならないような場所に住んでいる。散歩圏内の所にある桜と、家から見える月が上手くマッチングすれば、こんな良い景色はないだろうなって思う。住宅街だからあまり木々がない。思うような風景が撮れないのが、カメラを渋る理由になっているのかも知れない。

そろそろ満月の時期になる。梅雨入りしてしまったけれど、今月も朧月は見られるだろうか。