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、詩の展示へ。


そして、


詩の展示へ。

8階でチケットを買って入場します。…おっと、


チケットに詩が。

……。

『6等星の詩』。潜り抜けて、奥へ。

おお、これは…。

短冊のように吊るされ宙を漂う、これは、言葉だ。

『詩になる直前の…』らしい。

なるほど…

目に入ってきた言葉を追いかけていたら、

続きが見つかったり、

見失ったり、

別の言葉に出会ったり、

ひとつひとつがささやきのようで、

そのうちのどれかひとつが聞こえたり、掠れたりしているのは、

ささやきそれ自体がもつ大きさにもよるとは思うのだけれど、

それ以上に、僕が、僕という場所から、聞くからそう聞こえるのだという気が強くした。

なんだろう、懐かしい感じがする。僕は、これを知っている。

こういうのを、なんというのだったか。


星、だ。


そうだ、これは、星に似ていた。

言葉が書かれた紙がすぐ手の届くところにある、

ように見えるけれど、

言葉じたいは本当はもっとずっと遠くにある。

地球からみた一等星、二等星といった明るさが、

その星の実際の明るさや大きさを表しているわけではないのと同じように、

遠くにある言葉があかるかったり、暗かったりするのは、

勘違いであるといえばそうなんだろう。

でもその勘違いが、

僕もまたひとつの星だってことを、

教えてくれたんだ。



そうか、ここは宇宙だったのか…


…と思ったら深海っぽい場所にいた。



ここは、月が明るい夜空の下かな。



『詩っぴつ中』。見守る。



頭上には『ループする詩』。



これは『詩の存在』。

詩は空気のように、見えないけれどそこに在る。

ということだろうか…

何者かの拍手、は怖い。


『詩ょ棚』。そうだなあ。

…。

このあとは、ちょっと腰かけられそうな感じの『座れる詩』があって、(座ったら喋りはじめた。)

そして、『あとがき』。(この文章には痺れました。)

展示の内容としては、これで全部のようです。

本当はもう少し居残っていたい気持ちもあったのですが、朝ホテルでパンを齧って以来の身体のことを急に思い出し、外へ。


大阪、たこ焼き、ジンジャーエール、最果タヒ、。

そんな味とともに心に残る、

素晴らしい旅になりました。

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