“カリラ”というデザイン

前回の記事でカリラのブランディングについて記したのですが、
今回はその続編というか、発展系のようなものです。

今回、カリラでは初の物販(音源以外という意味で)として、
ショルダートートを作りました。

以前からやりたかった事の第一歩として、今回のトートバッグをリリースできた事を大変喜ばしく感じています。
『以前からやりたかった事』というのは、ざっくり言うと「年パスになる服」を作る事。
普通のバンドTではなく、普段から着たくなる様な服を作って物販で販売し、
それを着てライブに来ると1000円割引!みたいなものですね。

流石に初回から服を作る、それも型から起こして、となると初期費用がとんでもないことになるので、今回のトートバッグで試験的に年パス制度を導入してみました。(今回は2019年末までの期間、トートバッグ持参で500円割引!としています。)
まだリリース直後ではあるのできちんとした集計はできていませんが、デザイン面で好感触ですね。有り難い!
BASEにも展開して、これからが本番、といったところ。
ちなみにババっと売れちゃったらカラバリ展開も考えてます。

そうしてカリラのブランド化への第一歩が踏み出せた今、いよいよ
“この先どうなりたいのか”という様な目標というか、そういうものについて深く考える時期なのかな、と思い色々と考えを巡らせていたところ、
「プロダクトデザイン」という考えに行き着いたのです。

カリラを通して表現したいものとして今まで根底に持っていたのは
「テクスチャ感」でした。
そしてカリラのブランド化についてもとりあえずのレールを作ることは出来たとしよう。
その過程で今まででは考えられないくらい、沢山の人の協力を得る事が出来ていたのです。(本当にありがたいですね。ありがとうございます!!)
この流れを最大限に活かす道は?
その関わってくれた人みんなが幸せになる方法は?
関わってくれる人をもっと増やす方法は?
と考えた結果、上記の結果に至ったのです。今のところ。

この先明確にカリラを通して表現したい世界観は「テクスチャ」から「デザイン」になるだろうし、
カリラそのものがプロダクトでありデザイナーになるだろうし、
ライブの空間をもっと「デザイン」していきたい、そうすべきという風に考えています。
そうするともっと洗練されたプロダクトデザインをする必要があり、そこに向けて我々は熱量を割くべきだし、
そうしていく中でもっと沢山の人を巻き込んで大きくなっていくつもりなので、
この先「カリラ」を一緒にデザインしてくれるクリエイターやデザイナーetcを募っていく事となるでしょう。

テクスチャはプロダクトとなり、良いプロダクトはカルチャーになる。
そういう事を考えながら、カリラというプロダクトをデザインしていきたいと考えています。

バンドはメジャーレーベルに拾われる事を待つのではなく、自ら「売れる」仕組みを作っていく時代。
自分たちの足でしっかりと踏み出し始めたカリラの、これからをお楽しみに。

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