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脳卒中リハにおける物理療法の研修会に参加しました!

地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。

2022年度現在で私は臨床7年目の理学療法士です。
まだまだ知識不足、技術不足であることを常日頃実感しています。
なので定期的に理学療法士に関する研修会に参加しています。

また登録理学療法士や認定理学療法士といった資格の更新のためにもポイントが必要です。

今回は2023年1月31日に脳卒中リハビリテーションにおける物理療法の活用について講義を受けてきました。

研修会の概要

✓研修会:エビデンスに基づく臨床実践~脳卒中リハビリテーションにおける物理療法の活用~
✓概 要:「脳卒中診療ガイドライン2021」や「理学療法ガイドライン第2版」では、運動障害や歩行障害の改善に電気刺激や振動刺激などの物理療法を使用した介入がいくつか推奨されている。しかし、単にその推奨された物理療法を適用すれば大きな効果が得られるわけではなく、臨床実践でや症例の病態を十分に分析したうえで、仮説検証的に実践することが肝要である。本講演では、脳卒中後に生じる機能障害や機能的制限に対する物理療法の根拠となる基礎および臨床エビデンスを解説し、臨床で効果的に物理療法を使用できることを学習目標とする。
✓会場名:Web開催

電気療法の有効性

脳卒中片麻痺患者に対する治療的電気刺激(Therapeutic Electrical Stimulation:TES)は痙性の抑制や筋再教育などでその有効性が示されており、多くの臨床場面で使用されています。

私も臨床でしばしば使用します。
ただ使うだけでも効果はありますが、より良い効果出すにはいくつか実施することがあります。
今回の研修で学んだことを一部紹介したいと思います。

随意的な運動をしたり、課題指向課題を実施することは当たり前のように実施していると思います。
ただ、脳卒中患者の中でも軽度麻痺の方はどんどん動かせますが。重度麻痺であるほど麻痺側上下肢の不使用が続くことで、学習的不使用に陥いることは珍しくありません。
それによって大脳皮質興奮の頻度が減少し、機能改善を妨げる一因子とされています。
電気刺激は大脳皮質の興 奮性を高めるといわれています。
なのでただ、運動をするのでなく電気療法など物理療法を正確に実施することは大切だと思います。

ただやるのでなく併用しながら

また、電気療法使用するときもいくつかより効果的にするための方法があります。

①電気療法と随意運動を併用するとより良い
②電気療法と課題指向課題を併用するとより良い
③電気療法とストレッチを併用するとより良い

理学療法は、運動療法に物理療法が加わります。
もちろん全員に対象ではありません。
ただ私が所属している回復期リハビリテーション病棟では適応方も多いです。
今回の研修会はどれも当たり前のことかもしれませんが、復習になりました。
こういったことを一つずつ丁寧にフィードバックしながら今後も実施していきたいですね。

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