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都内で働くごく普通の40代WMです。娘が中2の頃から不登校になり、強迫性障害やパニック…

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都内で働くごく普通の40代WMです。娘が中2の頃から不登校になり、強迫性障害やパニック発作など発病し、親としても試される日々を送っています。同じように苦しむ多くの方が居ることも知り、関わる方にとって少しでも助けになればと思い、私の気持ちの整理も兼ねて書き留めていくことにしました。

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強迫性障害とむすめとわたし

簡単ではありますが、せっかくなので自己紹介させてください。 40代半ば、フルタイムで働いています。 20代半ばに九州の片田舎から上京し、いまに至ります。 娘は7か月から保育園に入園し、地元の公立小学校に通い、いまは私立の中高一貫校の中等部に在籍しています。 「小さいことは気にするな」な私に対し、「小さいことが気になって仕方ない」娘との奮闘の毎日です(苦笑) 親子といえど、性格や考え方ってこうも違うんだなということを痛感しています。 いま思うと、娘は小さい頃からたくさ

    • いまの娘のようす

      ここまでは、これまでの経緯を振り返ってきていたが、現在の娘の様子について少し触れてみたいと思う。 いまの娘は、とにかく生きづらそうだ。 何をやるにもがんじがらめのルールに縛られ、手も顔も髪も身体も、洗いすぎてボロボロだ。 なんなら洋服だって、洗いすぎてボロボロだ。 代われることなら代わりたい。 でも何一つとして私に代われることはなく、常に無力さを感じる。 試しにお風呂場を私の持ち得る全ての力を発揮して洗ってみたが、娘の手によってやり直される結果に。それが逆に汚すことにな

      • 強迫性障害爆誕

        病状は人それぞれとは言うけれど、こと精神疾患に関しては特にその傾向が強いように思う。 本人ですら意味がわからない状態なのに、それを周囲から見ている人間にとっては、さらに難解なものだと思う。 私も、娘の様子について、理解することはできる。 でも納得することはできないことの方が多い。 ここ最近の気づきとして、下手に納得しようとしない方が良い。 結局は精神疾患なんて理不尽の塊なんだから、そもそも納得しようだなんて思うことが烏滸がましい。 ただ、そう思えるようになったのはまだ

        • 精神疾患における診療科目

          娘がこうなるまで、恥ずかしながら違いがよくわかっていなかった。 娘の治療をするにあたって、私なりに調べまくったので、備忘録として残しておく。 精神科 心の病気(精神疾患)についての診断や治療を医師が行う医療機関 主な対象:気分の落ち込み(または高揚)、不安、パニック、意欲の低下、発達障害、トラウマ、依存症、認知症、摂食障害、パーソナリティ障害、幻覚・幻聴、妄想、問題行動、睡眠障害、倦怠感、頭痛、めまい、動悸など 1回当たり15〜30分程度 心療内科 ストレスを原

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        強迫性障害とむすめとわたし

          ひとりじゃない

          娘には一旦、高校進学の条件は伏せることにした。 これ以上の負担やプレッシャーをかけるべきではないと判断したからだ。 ただ、どうも私は頭と心がバラバラに動いてしまうようで、この頃が一番、ひとりで勝手に焦っていた。 進学できなかったらどうしよう。 残り3回のテストにどうやって行かせよう? (遅刻でも出席カウントの学校なので)行ける日は途中からでも行かせないと! 何か学校に行こうと思えるきっかけはないかな? 多分、相当ピリピリしていたと思う。 娘の理不尽さにも我慢ができず、何

          ひとりじゃない

          高校進学のための条件

          中高一貫校なのだから、義務教育の中学生時代に多少くすぶっていても、とりあえず高校には上がれるものと思っていた。 が、甘かった。 夏休みも終わり、ますます学校から足が遠のいていた娘の様子を知るため、担任からはよく電話がかかってきていた。 (今思えば、ただの「スタイル」だったのかもしれないけれど) その日々の会話の中で担任に何気なく高校のことを聞いてみた時、いつ言おうかと構えていたのか、いろんな情報が突如流れ込んできた。 高校進学のための条件は以下の通りとのこと。 定期

          高校進学のための条件

          担任ガチャ

          正直言って、娘は「担任ガチャ」に敗れたと感じている。 2年生の担任は、まだ若い新人女性。 新人女性が悪いとは思わない。同じ女性としても、いろいろと頑張ってほしいとは心から思う。 …が、彼女はちょっとハズレだったな、と思わざるを得ない言動があまりに多く、何度となく娘からも私からもヘルプを出したものの、彼女といくら話をしても、これぞ「暖簾に腕押し」だなと感じることが多かった。 特にびっくりしたことが2度ほどあり。 以下はどちらも、助けを求めた娘本人に、その担任の先生が実際に

          担任ガチャ

          はじめての心療内科

          娘の初めての心療内科は、奇しくもクラス替えのことを知った直後だった。 初診は平日しかダメだというので、たまたま、1年生と2年生の間の春休みに予約を入れていた。 毎日電車通学をしていた娘から、どうも電車が怖いんだと告げられたのが1年生の秋頃。電車に乗るとドキドキして息がしにくいと言うので、最初はカウンセリングでも受けてみようかと軽い気持ちで訪れた。 そこで初めて「パニック発作」という病気と出会う。 聞けば聞くほど、娘の状態と合致していた。 その病院は小児専門の児童精神とい

          はじめての心療内科

          中高一貫校における不登校

          年々増えているという不登校児。 中でも、中高一貫校において、増えているという話を聞いた。 まだ心身ともに未熟な小学生の半分以上を費やして夜な夜な塾に通い、偏差値と順位に囲まれた生活を送ったのち、それぞれが志望した中学校へ通う。 一見、そのまま高校が確約され、中高で一貫した教育により大学入学も「楽して」入れる、そんな空気すら漂う。 でもその実、子供たちは知り合いが居ない(稀に志望校が被ることはあるかもはしれないけれど)「はじめまして」だらけの学校に身一つで入り、小さなこと

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          きっかけは無慈悲なクラス替え

          中学受験して入った中高一貫校は、のびのびとした校風で、1年生の時はとにかく楽しそうに通っていた。 部活動にも参加し、学校行事でも大活躍、定期試験にも全力で打ち込み、1年生最後の期末試験では学年で5本の指に入るという好成績を収め、本人も満足そうだった。 娘が通う中学校では、3学期の修了式の時に配布される生徒手帳に来年のクラスが書いてあるという、少し変わった仕組みで翌年のクラス発表がされる。 1年生の修了式の日、仲良し4人組で「せーの」で見せ合った生徒手帳には、娘だけ違うク

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