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伊豆半島を堪能する歩き旅7泊8日〜4日目〜

雨が上がった

〜Back to Trail〜

ゆっくり休息できた。
宿のお姉さんに声をかけてもらって気分も上々。

僕というものは単純馬鹿なのである

宿を後にして、バス停まで歩く。15分弱が最寄バス停。

途中ファミリーマートがある。

ファミリーマートで朝食を済ませる。
前日の雨で濡れたスカートが乾いていない。
ろくに野宿していないのに既に汚い(白目)
サンカクスタンドとITJ BASEで
「そういう旅いいですねぇ〜」と言ってもらえたことにしみじみ喜びを感じ、そしてついつい漏れてしまっていた。
プランニングを褒めてもらえるというものは良いものだ。

宿ITJ BASEから最寄りバス停へ

この日は、船原峠にバスで戻り、船原峠から金冠山、だるま山高原レストハウスまで行き、西側へ行くバスに乗って漁師町である戸田(へだ)まで向かう。 
(とだ)だと思っていたら(へだ)と読むらしい。
僕は漢字を読むのがすこぶる苦手で、仲間によくツッコマれるのだが、
これにはT氏も
「へぇええええだぁぁあ!へだって読むのかぁ」
とリアクションしていた。

バスに乗り込む。
田舎のバスはどうも来たりこなかったりがありそうで不安になる。
無事に来たのでホッと一安心。
車内はハイキングに向かうであろう格好の人たちが乗り合わせている。
一番後ろには海外の方のようだ。

途中、ブルワリーを通過する。
宿でいただいたBaird Beerだった。

酒カスの僕とA氏は反応してしまう。
酒カスでヤニカスな僕たちだ。

ここは「キャンプ・ベアード」という名でキャンプ場としても開設しているようで、キャンプしながら生のクラフトビールが飲める。
……いつか行きたい。
へべれけキャンプ…。

ぼーっと外を眺めながらバスに揺られる。
わさび田や、天城ドームの看板が見える。
途中インパクトでかい店名のお店があって頭に残る。
「大地讃頌」
後ほど調べたら伊豆シカ弁当なるものがあるようだ。
シカ肉が楽しめるお店だそうで。
うわぁ寄りたい…寄りたいぞぉ…。

と普通に旅行で修善寺温泉に来るのもいいなぁと思った次第。

〜帰ってきた〜

雨上がる
ここから再スタート

ハイキングを始めてから写真を撮る機会が増え、
やっぱり人が写ってたほうが思い出として残りやすいな…と思い
それから積極的に写りたがるようになった。

この日はここから約8kmでだるま山高原レストハウス。
さくっと山セクション楽しんじゃおうぜ!くらいのノリである。

木漏れ日が気持ちいい
平坦が続く

標高は750〜800m付近。
少し涼しく、ハイキング日和。
新緑から漏れる木漏れ日がキラキラして綺麗だ。
前日の雨で、草木や苔もイキイキしている。
深呼吸がウマイ。

景色の良さはこの表情から感じ取ってもらいたい。

平坦な道でサクサク気持ちよく歩いているとあっという間にロードへと抜ける。
既に標高が高いところを歩いているので、見晴らしがいい。

しばらくロードを歩いたり、登山コースに戻ったりをするのだが、僕たちは登山コースに気づかずしばらくロードを歩いてしまっていた。

それでもなんだか楽しいね
と楽しむのが上手な面々。
上を見上げると青が濃い空しかない、きっとこれが非日常感の一つだったのかもしれない。

旅慣れてきて少しクタクタになったバックパック
山と海と空と

土肥駐車場には、ハイカー、バイカー、車でのトラベラーとさまざまな人が腰を下ろしていた。

とりあえず写りたがる


〜山セクション完了へ〜

この脇道から再び登山コースへ帰る。

登山コース脇は熊笹でびっしり。
海がよく見える。

熊笹が生い茂るコースを歩くのは結構好きだったりする。
気分はドラクエ。探検感が強くて好きなんだ。


伽藍山に到着。
がらんって読めねぇー
伽藍といえば寺に関係する云々
調べてみると、達磨山が座禅した達磨太子に似ていることから達磨山と名付けられ、関連した山名がついたとかなんとか。
諸説あるようですが、もちっと詳しく知りたいので後ほど調べたいなぁなんて思っております。

天空の散歩道だぁあああ
長く続く
笹の背が高い
古希山に到着
おや…このポーズは…?
前の日に僕がやってたところも撮られてます。

細かなアップダウンはあるものの、よく整備されていて歩きやすい道が続く。
地元の方も散歩で来ている。

カナヘビを見つけたり

気持ちよく歩いているので写真が少ない。

ご飯を食べて元気元気

達磨山で昼食を取る。
山頂は全部で10名ほどのハイカーで賑わっていた。
天気が良くて気持ちいい。

小達磨山もあるのか
相変わらずちょこちょこふざけている
なんだろうこの手は
汗でびちゃびちゃ
金冠山まで0.7km!
天空の散歩道、クライマックスだ!
金冠山とだるま山高原レストハウスの分岐

山セクションがもう少しで終わろうとしている。
ここまで約46km歩いてきた。
分岐に来たので、荷物をデポして金冠山のピークを踏む。
今回のトレイルの山セクションスルー完了だ。

金冠山山頂
遠くには海が綺麗に見える。土地の形もクッキリ
山頂にいた方に撮ってもらった

山頂にいた陽気な団体さんにお願いして写真を撮ってもらった。
シャッターを押してもらった女性は元プロカメラマンとお仲間さんに言われている。
さすが元プロカメラマン。被写体を乗せるのが上手い。
「いいよー!いい笑顔!いやー映えるね!」
「もう1枚!ちょっと決めポーズ!いいよー!」
「あーもう最高!」
気分良く撮ってもらってホクホクだ。
本当に元プロカメラマンかどうかは定かではない。

分岐からだるま山高原レストハウスへの道

再び分岐に戻り荷物を拾ってだるま山高原レストハウスへ。
ゴルフ場のように広く、手が行き届いた芝。

サクサクっと歩いていくとだるま山高原レストハウスが見えた。
バスの時間まで約1時間半。ゆっくり休憩できる。

だるま山高原レストハウスから
わさびソフトをいただく
広場を借りて、濡れたものを乾かす
ちょっと昼寝

わさびソフトと黒米ソフトに悩み…わさびソフトを選択。
どちらも伊豆らしい逸品になっているようだ。
わさびソフトは斬新だった。
わさびが甘い。ハイキングで火照った身体に染みる一皿だった。
まだ時間があるので、広場の一角を借りて濡れたものを少し乾かす。
太陽が出ていて、風もあるので、速乾性が高いものはあっという間に乾く。

各々タバコを吸ったり、リアルゴールドを飲んだり、昼寝したり
自由な休憩時間。

今回の旅は「放浪」をテーマにした。
自由でありたかったってところで、ここから先のプランは「西伊豆歩道を歩いて南下する」だけ。
気持ちが赴くままに動きたかったのもある。

そういえば前々回の記事で書いたT氏のフラグ回収には至らなかった。
「あーこういうコースかぁ。これじゃ誰が歩いてもコースタイム縮まらないね」
縮まりもしなければ伸びもしなかった。
それだけ誰でも歩きやすい道なんだろう。

色々整えてバスに乗り込む。
向かうは戸田。
1時間と少しバスに乗る。

修善寺から戸田に向かうバスが出ている。
バスの交通網が便利になっていて、動きやすい。

〜海と街と漁師〜

バスを降りると海の匂いがする
バス停を降りてすぐに海

うとうとしながらバスに揺られると気付けば戸田。
海が近い街の匂いがする。

綺麗な色をしてる。濃い青。
乾杯
酒カス仲間のA氏は静岡のIPAをチョイス。戸田のセブンに売っている。

海と街セクション開始。
とりあえず…セブンを見つけてしまった。ビールが飲みたい。あと…ホットスナック食べたい…
欲に任せてビールとアメリカンドッグを買った。
言わずもがな美味い。

あまり歩かずにどこか適当な浜でキャンプしようと考えていた。
伊豆半島の浜は6月1日〜9月31日の期間外についてのみ自己責任でキャンプ可な場所がある。
地元の人に迷惑をかけないようひっそりとキャンプして旅する。
昨今のキャンプ事情からすると、迷惑をかけないようという心掛けは大事だと思う。

あくまで旅人は他所者だ。
その分、受け入れてもらえる文化や考えが浸透している方に出会うと喜びが大きい。

キャンプ地を探しに行く
ちょっとチルタイム

キャンプ地を見つけた。
写真を撮りあって喜ぶおじさん達。
童心忘れぬおじさん。
海がめちゃくちゃ綺麗。

漁師町のこの雰囲気、好きなんだよなぁ。
みちのく潮風トレイルの漁師町も素晴らしかった。
地元の人が働いてる風景とかってすごく溶け込む感じがあってグッとくる。
伊豆の漁師町もまた素晴らしい。

夕飯は地元の食堂に行くことにした。
魚が食べたい。

食堂へ向かう
僕にはこの光景もエモく見える。お気に入りの1枚。
まるさん食堂
刺身定食!
豪華!
トロボッチの唐揚げ

名前でピーんときた「まるさん食堂」へ
この辺りはコンビニを除くどこのお店も17時に閉店してしまう。
ギリギリセーフ。
刺身定食と「トロボッチの唐揚げ」というメニューを頼む。
トロボッチてなんですか?と聞くと、メヒカリのことを言うようだ。
酒カスの僕とA氏は当然のように「ビールいきますか!」
瓶ビールを2本頼んで3人で分けた。
言わずもがな全てが美味い。

翌日少し歩いてA氏は帰ってしまう。
ささやかな晩餐会。

これまで歩いてきたところを振り返りながら話をする。

少し遅れ気味に地元の人らしき人たちも何人か入店してきた。17時は過ぎていたが、店主が快く迎えていた。
寛容なお店だ。

お腹が膨れた3人は店を後にしてキャンプ地へ戻る。

途中綺麗な夕陽を目にする。

エモーショナル夕陽
エモーショナル港
エモーショナル富士山
エモーショナル旅館前干物

エモーショナル乱発。
この風景が見られるのは旅人ならでは…?かもしれない。



ようやくこの旅初、タープを張って眠りに着く。

明日からの海と街セクションにまた気持ちが昂る。
楽しみだなぁ。

4日目が終わる。

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