伝えたい言葉がある。【ドラマ「silent」1話感想】
ドラマ「silent」1話、観ました。
まだ1話なのにすでに余韻が凄くて、あの静かで綺麗な世界観から抜け出せないここ1週間ほど。
それにしても、「言葉」というものがすごくすごく大切にされているドラマだなあとすごく感じます。言葉、音、声、、ひとつひとつが大切に丁寧に描かれていて、繊細で心打たれる、そんな物語。まだ1話だけれど、心がぎゅっと掴まれてしまいました。
この1話だけでも、たくさん印象に残るシーンや心に響いた言葉たちがたくさんあるのですが、その中でも特に胸を打たれた、川口春奈ちゃん演じる紬ちゃんのこのモノローグ。
好きな声で、好きな言葉を紡ぐ人だった。
きっと、初めて出会って想くんの声を、言葉を聞いたあの日から、どうしようもなく想くんに惹かれていたんだろうなあ。。
想くんのことが本当に大好きで、離ればなれになってしまった今でも大切に想う存在なんだろうなというのが痛いほど伝わってくる。
紬ちゃんはたぶん、とても「言葉」を大事にするひとなのでしょう。だからこそ、想くんの声、そして想くんが選ぶ言葉に最初に惹かれて、好きになった。
だれかを「言葉」で好きになる、そんな経験を私はしたことないけれど、そんな恋の始まり方って素敵だなあと憧れます。
いつかわたしもだれかから、私が紡ぐ「言葉」が好きだと言われてみたいし、わたしもだれかの「言葉」に惹かれてみたい。
自分がずっと聞いていたいと想う、そんな言葉を紡ぐひとと一緒に歩むことのできる将来でありたい。
このドラマを観ていると、そんな風に思います。
想くんの世界から音は姿をひそめてしまったけれど、想くんが紡ぐ言葉、想くんから溢れる言葉はきっと変わらないはず。伝え方の手段が変わってしまったとしても、どうか大好きな想くんの言葉が紬ちゃんへとちゃんと伝わりますように。
これからの物語に、思わずそう願ってしまいます。
お互い辛い想いを抱えながら一度は蓋をした恋だけれど、どうかもう一度結ばれてほしいなあ。。
でもそうなると悲しむ結末になってしまうひとももちろんいるわけで。
あああ見ていて辛い。。湊人くんに悲しんでほしくないのに~~!
みんながみんな幸せになれないのがかなしい。。
心して2話以降も物語を見守っていこうと思います。
私にとってこの「silent」というドラマは、言葉がもつ繊細な美しさを改めて感じられる作品になりそうです。
自分の気持ちを、好きな言葉で
好きなひとに伝えたくなる。
そんな作品。
こんなにも誰かを好きになることなんて、私の生涯で訪れてくれるのかなあ。。
なんて思ったりもするけれど。
紬ちゃんにとっての想くんみたいな、
唯一無二の、大切で大好きなひとを
見つけられますように。
それまで
言葉を磨いて、
そして内面と外見も
今よりさらに素敵なひとになって
そのひとを待っていられるように、
できることから丁寧に日々を過ごしていかなきゃな。
自分にとってすごく大切な存在になるドラマに出会えた予感。
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