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わたし物語 ①

2022年1月  私は少しだけ焦っていた。

理由は、来月に発表を控えた卒論の目標ページ数に全く到達していないからである。

とはいえ、大まかなものは出来上がっているので余計な文章を足してみたり、サイズを大きくした図表を差し込んでみたり、言うまでもなく なんの工夫もない作業に勤しんでいた。

大学生活は私にとって最も子どもらしく過ごせる大切な時間だった。

親元を離れ、友達を作って勉学に励んだ。最後の最後で1つ単位を落として萎えたけど、それもまた思い出…と笑えるくらい余裕をもって卒業できそう。






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