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高齢者の運転免許更新

高齢者の運転事故が減らない今、こういう制度は必要になっている。

「昔から高齢者はいるのに、どうしてこのような制度が必要になったのか?」という疑問は当然湧く。
そしてその納得しやすい理由として「昔はマニュアル車が殆どだった」というのがあったりする。
つまり「3ペダルから2ペダルになったから事故が増えた」ということだ。

言葉だけだと「3ペダルより楽な2ペダルになったら、操作ミスが減るのでは?」と思うかもしれない。
だが「クラッチを繋がないと走れない」「クラッチ操作をしなくてもアクセルさえ踏めば走る」というのは後者のほうが「踏み間違い」で事故になることが解るはずだ。

マニュアル車の場合、クラッチ操作がしっかりしていないとエンストする。
特に停車状態から走り出すのは慎重にクラッチを繋がなければならず、急発進はかなり難しいのだ。
だから上記の新ルールにある「サポカー」とのように「旧アクセルは意図的に動力カットする」という措置が必要になるのだ。

もちろんサポカーには「自動ブレーキ」というのもあり、こちらはマニュアルだろうがオートマだろうが、老化し反応が鈍くなったり、脚力が弱って強く踏めなくなった人には有用だ。

しかし、ニュースでよく聞くのは「踏み間違えでコンビニに突っ込んだ」などが多いので、やはりAT車の普及こそが事故が増えた原因ではないかと思ったりする。
そういえば昭和の頃は近所の老人が「最近ブレーキやクラッチが重く感じられるようになったから、運転したくない」と言っていたのを思い出した。
なるほど、マニュアル車なら老化した人は自ら運転を放棄するような状況だったのか……


ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。