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読書メモ:[増補改訂]GPUを支える技術 ――超並列ハードウェアの快進撃[技術基礎]
従来の3Dの話題だけでなく、ディープラーニングやレイトレーシングのといった最近の話題や、CUDAやOpenCLといったGPUプログラミングの話まで詰め込まれた本書。
書店に積んであったのを見かけたのでなんとなく買ったのだけれど、思いがけずタフな一冊だった。
GPUはコンピュータの歴史の中では比較的新しいハードウェアだし、今でもどんどん進化してやれることが増えてきていて、CPUよりも重要なハードウ
読書メモ:チームで育てるAndroidアプリ設計
Androidアプリ開発の界隈ってソフトウェア設計の話が好きだよなと思うのだけれど、本書はその極みというべき一冊。
ソフトウェア設計の話となると、プラットフォームごとに用途や性能・求められる品質・言語・歴史的背景・ビジネス状況などの違いから、どうしてもふわっとした総論的なものになりがち。
総論の話はもちろん大切ではあるのだけれど、実際にどうするのかといったところとのギャップはどうしてもあった。
読書メモ:アヘン王国潜入記
90年代半ばにアヘンの世界的生産地であったミャンマーのゴールデントライアングルの中にある、ケシを栽培している村に7ヶ月間滞在したというレポ。
東南アジアは90年代と今とでは激変しているので、今がどうなっているのかが興味のあるところだけれど、少なくともネット上にはまとまった情報がなさそうだった。
読書メモ:ルポ デジタルチャイナ体験記
筆者がアリババのホテル「FlyZoo Hotel(菲住布渴)」や、アリババのスーパー「フーマフレッシュ(盒馬鮮生)」といった現在中国のデジタルとリアルをつなぐサービスを現地に訪れて体験するという体験記。
近年中国に訪れたことがあって、アリペイやウィーチャットペイを体験してみたことがあれば本書の内容は物足りない。が、今まで中国に行ったことももないし今まで特に興味もなかったような人からすれば、本書はあ
読書メモ:チョンキンマンションのボスは知っている
最近読んだ本の中で特に面白かったのがこれ。
本書は香港のタンザニア商人の生活と互助ネットワークなどを人類学者が調査したエッセイ。個人的には「香港ロマン」小説として面白く読んでしまった。
読書メモ:Visual Studio Code実践ガイド
Visual Studo Codeをなんとなく使っていたのをもうちょっと使いこなせるようになる本。
私はエディタにはこだわらないので(ITエンジニアとしては珍しい方)、読み物として読んでしまった。
エディタに私がこだわらないのは、開発環境が固定されがちなプラットフォームでの仕事が多かったからなんだろうなと思いつつ読んでました。
最近Ruby on Railsのお仕事が増えてきたので、標準的な開発
読書メモ:初めてのJavaScript 第3版
オライリーのJavaScript入門本。
オライリーらしくプログラミング未経験からの入門本というわけではないが、JavaScriptがある程度理解できたあとに読むのに適当かも。ES2015に対応した日本語のオライリーの本がこれしかなかったのでこれを購入。
HTML/CSSやJavaScriptの本って初心者向けとか買うと、プログラミング未経験者を対象にした本が結構あるのに今回初めて気づきました。
読書メモ:HTML5/CSS3モダンコーディング
HTML/CSSの初級〜中級クラスの本。
スタンダードなレイアウトのサイト、グリッドレイアウトのサイト、シングルページレイアウトのサイトを実際に作りながら学んでいくスタイル。
読み進めた限りでは詰まるところもなかったし入門レベルの基礎があれば読み進めていける。逆にこの本の内容ぐらいのことがしっかりできていないと、HTML/CSSを体系的に理解できずに伸びなくなっていきそう。
私としてはHTML/
読書メモ:Ruby on Rails 6 実践ガイド
Ruby on Railsのちょっと実践寄りな内容の本。
Rubyやオブジェクト指向、HTTPやサーバ・ITインフラの基礎的な知識が前提になるのでRailsの入門本の次に読むべきかなという内容。
Railsの入門本は、これ以前に覚えているだけで3冊は買い挫折している。また、入門本と現場のRailsのコードには結構開きがあって、入門本だけでは理解できないところも少なくなかった。その辺のある程度を本
読書メモ:プロを目指す人のためのRuby入門
Rubyの入門本。
他の開発言語での経験があるか、Rubyでプログラミングを始めてちょっと経ったくらいの読者が読み進めていくのに良さそうな本。それくらいのレベルがあれば、丹念な説明なので理解できずに進めないと言うことはなさそう。
私はこれまで業務でRubyを書いていたことがなく、Rubyを学んだのも大分前にオライリーのプログラミング言語Rubyという昔の本だったので、改めて本書を読んでたところ。
読書メモ:中国S級B級論
著者である高口康太氏がマッハ新書で出版した「B級中国とS級中国の間で」を現代中国の識者4人を加えてガッツリ書き直したのが本書。
めまぐるしく変わる「中国の2018年〜2019年前半」を切り取った、中国の生活・政治・テクノロジーといった中国の今を切り出している。
本書の出版が2019年5月なのだが、仮に2017年にこの本を読んでも半分くらいがピンとこないだろうし、出版の翌月である2019年6月現在