沖縄方言「へんな〜」
「へんな〜」という沖縄の言葉がある。
例)
「同窓会で会った同級生を車で送ってあげたが、何を話せば良いか分からなくてへんな〜だった」
「気まずい」とか「いたたまれない感じ」を表したい時に使う言葉だ。
漢字で書くと「変な〜」になるのだろうか。
「居心地の悪い、むずむずする変な感じ」を略して、「へんな〜」と使われるようになったのだろうか。
私はこの言葉を初めて聞いた時
なんだか響きが可愛くて、
一瞬で好きになってしまった。
それに、標準語の「気まずい」とか「いたたまれない」というと、
ちょっと深刻さや、シリアスな感じも含まれるが
「へんな〜」には
「気まずいんだよなー、テヘッ////」
「いたたまれないのよー、キャ---><」
というような、
照れや恥の成分が多めに含まれている感じがする。
そして、たぶんに楽観的なニュアンスも。
その照れや恥も隠さず表現する素直さやオープンさ、楽観的な空気に
私はすごーく癒されているのだと思う。
素直さ、オープンさ、楽観さは「へんな〜」という言葉に限らず
人々のコミュニケーションや言葉の端々から
感じられる。
目には見えないけれど、
沖縄の空気の中に、
人々の体を流れる血の中に、
それらは存在している。
私がいつのまにか沖縄を大好きになり、
離れがたくなってしまった理由の一部だ。
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