読書について

#読書の秋2020 、しかし最近読み終えた本はなし。姓名判断の本ばかり繰り返し読んでいる。後はtwitterぐらい。文字に触れる機会は。やばいと思う。文字を識別する能力を持ち合わせている人間としては、死んでいる。

なかなか時間を忘れて夢中に読める本はない。早くサリンジャーの遺稿が出版されないか。それぐらいしか読書へ復帰させてくれるものはないと思われる。後はカラマーゾフの兄弟の幻の続編とか、全盛期のマカロニほうれん荘とか。つまり聖書級の書物が必要というわけ。今の私に本を読ませることが、いかに困難なことかお分かりいただけましたでしょうか。

今は本を読むより、写真を撮ることを欲しているし、痩せるために走ることが第一に必要なこと。姓名判断にはまってしまったことも、読書から気を散らせる原因のひとつだ(改名や命名をご依頼の方、メッセージください)。

読書の思い出。最後の思い出は、谷崎潤一郎のナオミちゃんや豊饒の海のラストね。豊饒の海の最後は戦慄した。あれを超える衝撃はなさそうに思える。

一番好きな小説はサリンジャーのフラニーとゾーイー。何十回読んだかな。心のよりどころどころか、心そのもの。それぐらい大切な本。この気持ちを共有してくれる人に一度は会ってみたい。この本以外はいらない、と思うぐらいフラニーとゾーイーを好きな人。たぶんその人も人嫌いで話は弾まず、また会うことはないのかもな。寂しいけど、それでいい。

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