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今を大切に生きる 中村星哉さん

今回はマジシャンの中村星哉さんにお話をお伺いしました。

出身地:東京都出身
活動地域:全国 (主に関東)
経歴:劇団東俳にて子役を経た後、東日本大震災をきっかけに一時九州に滞在。滞在中に訪れた長崎ハウステンボスでマジックと出会う。
その後、フォーサイトマジックスクールを9期生として卒業。
現在は目の前で披露するテーブルマジックからステージマジックまで幅広く活動中。12歳から体操競技を始め、アクロバティックな人体交換イリュージョンやハットジャグリングも得意としている。
【メディア出演歴】
NHK 「風の果て」
フジテレビ 「医龍2」
テレビ東京 「トミカヒーローレスキューフォース」
テレビ東京「バイプレイヤーズ」 ダンス監修
現在の職業:マジシャン
座右の銘:不可能を可能に

「夢は自分の劇場をつくること」

夢は何ですか?

中村星哉さん(以下:中村):僕の夢は自分の劇場をつくることです。
今ビッグサイトで年に3回やってるデザインフェスタってイベントがあるんですけど、そこでマジックブースを毎回出していて、今のところそれやってる時が一番楽しいんです。でもそのイベントは年に3回しかないので、これを毎日できたら幸せだろうなぁと思って、自分のホームグラウンドをつくってできるようになったらいいなと思ってます。

記者:何で劇場なのですか?

中村:僕は今アクロバットマジシャンという肩書きでやってるんですけど、中学三年間器械体操部に入ってたのでそこでアクロバットの技は習得したんですけど、どちらかと言うとステージ上で僕はアクロバットをやりたくて。なのでアクロバットもできるように劇場をつくりたいなと思ってます。


「一つ一つ実績を積んでいく」

どんな目標計画がありますか?

中村:まずはパフォーマーとして一個一個実績を積んでいこうと思って、いろんな舞台とか仕事をこなしていってます。あとは、自分でライブやショーの主催をして主催としての経験やスキルを少しずつつけていってます。後は何と言っても劇場をつくるって言ったら一人じゃできないですからね。いろんなつながりを今増やしていってますね。


「パフォーマンスだけでなくビジネスの知識も」

どんな実践行動をしてますか?

中村:まずはパフォーマーとしてパフォーマンスを磨いています。マジックの練習はもちろんのこと、体操やダンスのレッスンもしています。あとはパフォーマンスだけだとやっていけないっていうのがあるので、ビジネス的な知識の勉強をしてますね。起業塾に入って勉強してます。つながりをつくるために、エンタメ交流会を主催したりして、役者さんやダンサーさんだったり、ジャグラーや芸人さん。パフォーマー同士が交流できる会を開いてます。


「映画を観て仲間とやりたいという思いが強くなった」

夢を持つようになったきっかけは何ですか?

記者:劇場をつくりたいという夢を持つようになったきっかけは何ですか?

中村:劇場をつくりたいと思ったのは、映画「グレイテスト・ショーマン」を観てからですかね。実際にあったサーカス団の話なんですけど。一番よかったのは、劇場でのショーをつくっていく上でいろんな仲間と出会って、つくるまでの過程が色々あって、そのストーリーがすごい感動したんです。その影響で今は一人でやるというより、仲間とやりたいっていう思いが強くなりました。

記者:マジシャンになろうと思ったきっかけは何ですか?

中村:中学生の時にハウステンボスで初めてマジックを見たのがきっかけです。その時はトランプのマジックを見せてくれて、一番近くで見たんですね。まだ中学生だったんで舞台にあげてくれて。すごい至近距離で現象が起きたんでびっくりしたのと、こんな違った世界があるのか!と思ったんです。もう少し言うとそこの会場でマジックグッズを販売してて、それを買ってやってみたらできたのでやるのも楽しいなと思ったのがキッカケです。

きっかけの背景は何ですか?

中村:小学3年生までは普通の男の子だったんですよ。 サッカーが好きな普通の男の子で。でも小学4年生から子役を始めて、プラス中学受験勉強が小学4年生で一気に始まって。小学4年生から6年生の間はサッカーと子役と塾と学校4つ同時にやってて人生の中で一番忙しかったんじゃないかなと思います。一応無事受験は受かりまして。ただその開放感から中学2年生の時に病んでしまって。強迫性障害っていっていろいろ過剰に心配しちゃう病気になってしまったんです。正直結構つらかったんです。この話をしだすと本一冊書けちゃうくらいです(笑)

それから中3の時に3.11が起きたんです。それがあったのでおじいちゃんおばあちゃんがいる九州に行きました。その滞在中に長崎のハウステンボスに行って、その時にマジックに出会ったんです。

記者:マジックと出会うことでどんな変化が起きたのですか?

中村:実は子役をやってた時はそんなに人前に出るのが好きじゃなかったんです。ただマジックは自分から見せたいと言うかマジック始めてから人前で何か喋るとかそういうことに抵抗はなくなったのと、マジックやってるおかげでもっと人と関わるようになって、人に対する関心が高まったのではないかなと思います。

記者:マジックを使って人や社会にどんな影響を与えたいですか?

中村:悩んでる人にパフォーマンスでもいいし、喋るだけでもいいんですけど、いろいろ見てもらって小さな変化というか、明日というよりかは今を楽しんでもらいたいって思いがありますね。その時会った人にその時だけでもいいので楽しませることができたらなって思ってます。今は若者15歳から29歳までの死因の1位って自殺らしくて。それって減らせるだろうし、0にもできると思うので。ちょっとした力かもしれないですけれど少しでも、一人でも支えられたらいいなと思っています。

記者:中村さんの温かい想いに感動しました。もっともっと発信してほしいなと思います。

本日は貴重なお話ありがとうございました。

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中村さんの活動についてはこちらから↓

ブログ
https://ameblo.jp/seihiro-magic/



【編集後記】インタビューの記者を担当した小田原と小田原です。
インタビューの前にマジックを披露して下さるなどとても楽しい現場でした。中村さんの人に対する想い、夢に対する純粋な想いに感動しっぱなしでした。

今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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