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プリセットは必要か?

全編無料です。

プリセットとはLightroom等で予め決まった編集パラメータを設定しておける機能のこと。今どう活用しているかな?ということを思い出し、プリセットの使い方について考えてみました。

私はかつて編集はあまり熱心に取り組んでこなかったのですが、最近になってその重要性に気づきました。言わば編集は化粧なので、編集次第で雰囲気美人にもできてしまうのが編集の力だと思います。

この写真は夜用プリセットをベースに編集

私は現在、雪景色用、昼間の街用、色温度高め用、夜用などざっくりとしたシチュエーション別にプリセットを用意しています。一から作ったオリジナルもありますし、Lightroomのデフォルトのプリセットをベースに味付けしたものもあります。毎日投稿している作品については、まずそのシチュエーションに合いそうなプリセットを当て、露出と色温度を調整して完成、というような流れで編集しています。

こちらはレトロ調のプリセットを使用

展示に使う作品の場合は印刷した時の色の出方も気にする必要があるので、編集後にテスト印刷してさらに微調整を重ねます。最適なプリセットが無い場合は編集しながらプリセットを新しく作ってしまうこともあります。

プリセットのメリットは時短と安定した品質です。時短は言わずもがなですが、同じプリセットを使うだけでも作品にある程度統一感が出てくるので、プリセットは品質の安定にも寄与します。

プリセットを使うことで、「自分の作品はこんな色を出したい」という意思を複数枚使って出していくこともできる

プリセットのデメリットはゴールに一直線を向かうが故に視野狭窄になりやすいこと。プリセットを当てて綺麗だったらそれで満足してしまい、よりよい選択を試しにくくなるのは欠点と言えます。ゴールが明確に見えてきていなくて「どうしたらもっと良くなるかな?」と手探りしている時もプリセットは設定が変わりすぎてしまって判断がより難しくなります。

こちらはプリセットを使わなかった例。露出や色温度のダイヤルを色々動かしてみることで好みの色になるところを探した。

JPEG撮って出しもある意味カメラ内プリセットと言えますから、不要と思っている人も全く使っていないことはないはずです。ただ、プリセットはあくまで手段なので、自作プリセットまで必要かどうかについては、良い編集結果が出るよう適切に用いれば良いということになると思います。

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