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伝統的な和紙作りがピンチ?なのか?

手すき和紙業界に大打撃 トロロアオイ農家が生産中止へというニュース。
伝統的な手すき和紙には、トロロアオイという植物の根から作るトロミのある成分が不可欠だが、農家の高齢化により全国生産の7、8割を占める茨城県小美玉市の農家が2020年で生産を中止する。

それが伝統的な手すき和紙業界に打撃を与えるという内容。

トロロアオイってどんな植物だろう?

新聞記事では、トロロアオイは手すき和紙に不可欠なように書いてあるけれど、どうも現在では多くの手すき和紙工房で、トロロアオイの代替となる化学薬品を使っているらしい。

その薬品は、アクリパーズとアルコックスと言うらしいが、名前だけではさっぱり見当がつかないもの。

それ以外にも、和紙の工房では製品の安定生産のために、様々な化学薬品が使われているようだ。

手すき和紙の製造に、すでにこんなに多くの化学薬品が使われているのなら、トロロアオイが手に入らなくても、業界が危機に陥るとは考えにくいのだが、どうなのだろう?

化学薬品を使わずに、伝統的な天然素材だけで和紙を作る。

もちろん、それはそれで価値があることだろうが、価格が高くなって誰も買わなくなったら廃業せざるを得なくなる。

なかなか微妙な問題だ。

それより、気になったのは、トロロアオイの花は、生のままサラダにしたり、天婦羅、湯がいて三杯酢などで酢の物として食べると、特有のぬめりがあって美味しいらしいことだ。

問題は、花が日持ちしないことのようだけれど、栽培は簡単らしいので、地域の名産化するのも悪くないように思えるのだけれど。

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