太田章彦|浜田市ふるさと体験村

島根県浜田市弥栄町という人口約1000人の町に唯一ある商業施設「浜田市ふるさと体験村」…

太田章彦|浜田市ふるさと体験村

島根県浜田市弥栄町という人口約1000人の町に唯一ある商業施設「浜田市ふるさと体験村」のプロジェクトマネージャー。2050年には400人になるという人口減少まっしぐらなシミュレーションを変えるべく、日々のほほんと奮闘しています。

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最近の記事

週刊 やさか通信 Vol.13|〜24.4.7

春になりました。春といえば、いろいろありますがやっぱり桜です。 桜について個人的な話をすると、「三隅大平桜」や「井川の一本桜」といった名前のついた桜もいいですが、名前のない桜が私は好きです。通勤中に見える山桜や、ひっそりと咲いている桜。人工的な整備がされてない桜が良い。 ちょこっと座れる場所があって、誰も人がいないところで人目を気にせず、ありきたりな写真を撮るわけでもなく、ただ、ぼーっと桜を眺めながら、鳥のさえずりを聴きながら、やわらかい風を感じながら、読書したりして、時

    • 1000人のまちの人事部を一緒に立ち上げる人材を募集します(地域おこし協力隊)

      今現在、僕が住む1000人の小さな町、弥栄町で、新たに地域おこし協力隊の募集が始まりました。 それこそ「大変だけど、楽しいよ」的な募集内容ではあり、個人的には僕がやりたいくらいですが、1000人の町の雇用の大切な一枠を僕が埋めるわけにはいかないので、みなさまにご紹介させていただきます。 興味のある方に届くといいなと思いながら書きます。 弥栄町について島根県西部にある人口1000人程度の小さな弥栄町は、その数字が表すとおり人が少なく、静かな村です。面積の9割を森林が占める

      • 週刊 やさか通信 Vol.12|〜24.3.16

        みなさん、こんにちは。そしてみなさん、お元気ですか?私はというと、二度目のコロナを患ってしばらく寝込んでいました。 今はもう完全復活したのですが、体調を崩すと、そのとき初めて今まで自分が元気だったことに気付きます。この年頃になってもいまだにそんな感覚で、発明のようにそんな気付きを得ています。 元気なときは、元気なことに気づかない。 寝込んでしまってから、あれもやらなきゃこれもやらなきゃな感じになりますが、元気なときには暇な時間なんていくらでもあったのになぁといつも後悔し

        • 週刊 やさか通信 Vol.11|〜24.2.29

          前回の更新から、あっという間に1ヶ月も間が空いてしまった「やさか通信」。ふるさと体験村のことは冬期休業中だったからまあ置いておいて、それでも弥栄町はいろんなことがありました。そのいろんなことをタイムリーに書いて発信したくて始めたこのブログも、気を抜くとサボタージュしてしまっている。 別に、自分が好きで勝手に始めたことだし、やらなくたって誰に何か文句を言われるわけでもない。だけれど、せっかく始めたことだし、これまで10回も続けたし、その中で「読んでるよ!」と声をかけてくれる方

        週刊 やさか通信 Vol.13|〜24.4.7

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        • 週刊 やさか通信
          13本
        • YASAKA COMMONS
          1本

        記事

          週刊 やさか通信 Vol.10|〜24.1.18

          うちでは飼ってはいないけど、家に来る猫がいます。「キナコ」という名前が与えられたその猫は、数100メートル離れた場所にある祖母の飼い猫だったりします。 婆さんは認知症が進んだせいか(元々ド天然ではあるが)、キナコに餌を与えたり忘れて与えてなかったりしているみたいで、それでたぶん、お腹が空くと我が家にやってくる、少し哀れな猫でもあったりします。 キナコは基本的に誰にでも懐き、どこへでもついていきます。自然界においておそらくとても大切な能力である危機察知能力と危機管理能力が欠

          週刊 やさか通信 Vol.10|〜24.1.18

          週刊 やさか通信 Vol.9|〜24.1.4

          2023年12月31日。だからといって、特別な何かをするわけではない。家でおとなしくしているだけ。テレビのない家。猫も遊びに来ない。嫁とふたりきり。 僕はこんなタイミングで熱にうなされて、寝込んでいる。おとなしくしている、というよりかは、何もできず、ただ養生に徹してる。父方の祖父が先日亡くなったのだが、通夜・葬式の際に母がもらった風邪を、さらに僕がもらったに違いない。年末年始で久しぶりの連休だし、ふたりでどっか行こっかと話した矢先にこれだ。ついてない。 まあ、落ち着けと、

          週刊 やさか通信 Vol.9|〜24.1.4

          週刊 やさか通信 Vol.8|〜23.12.24

          いきなりですが、自分へのクリスマスプレゼントとして新しいリュックを買いました。 20年にわたり愛され続けているロングセラーモデルなんですが、20年周年の2019年に少しアップデートされていて、当初はアップデート前のモデルが欲しかったけれど、だんだん調べていくうちに気づいたら最新のモデルを買ってました。 リュックなんて10年に一度くらいの買い物なので(ちょっと盛ってるけれど)、これからの10年を一緒に過ごしていくモノとして大切に使っていきたいと思います。 ということで、週

          週刊 やさか通信 Vol.8|〜23.12.24

          週刊 やさか通信 Vol.7|〜23.12.20

          や会議のスタッフとして募集していたおてつたびの大学生2人が弥栄町に来てからというもの、分厚い曇り空からの雪、雪、雪ととにかく悪天候が続いています。 おてつたびの募集ページには「弥栄町は星が綺麗です」と書いていたので、もしかしたらふたご座流星群も見ることができるかもしれないと思っていたかもしれないけれど、見たらわかる、そんな淡い期待すらさせない悪天候。気付けば雪景色。 でも、旅なんてそんなもの。期待して裏切られ、でも自分では想像しなかった出来事や風景に触れて感動する。予定通

          週刊 やさか通信 Vol.7|〜23.12.20

          週刊 やさか通信 Vol.6|〜23.12.7

          週報と言いつつ、前回の更新から10日以上経ってしまいました。しかし、遅れたのには理由がありました。それはそれは、遅れても仕方がない、遅れるに値する理由がありました。 大好きな友達・高田くんの結婚式に参加するべく、東京に行ってました。 高田くんとは海士町で出会ってからちょうど10年が経ちます。あっという間、ではなかった。思い返すといろんなことを思い出す。つくづく、色褪せることのない日々だったと思う。 僕の海士町の日々、そしてこの10年が楽しかったのは高田くんと、高田くんか

          週刊 やさか通信 Vol.6|〜23.12.7

          週刊 やさか通信 Vol.5|〜23.11.26

          朝、起きる。 寝室からリビングに移動して、暖房のスイッチを入れる。そしてやかんでお湯を沸かす。お湯が沸くまでに、コーヒー豆を挽く。少ないけれど、これが朝の決められた役割だったりします。 その数少ない役割の中でも「コーヒー豆を挽く」役割は朝っぽくて好きで、お気に入りのプジョー社コーヒーミル「G1」でガリガリ挽きながら、目覚めてすぐで頭がぼうっとしていて何も考えていない時間っぽくなるのが好きです。 ちなみにこの手動式コーヒーミルは、誕生日に嫁からプレゼントされたもので、欲し

          週刊 やさか通信 Vol.5|〜23.11.26

          週刊 やさか通信 Vol.4|〜23.11.20

          15日から20日まで、山の恵みマルシェという物産展に参加するために東京に滞在していました。滞在先は新宿御苑前のアパホテル、物産展は西大島駅のアリオ北砂でした。 (物産展全体については”学び”はありましたが、売上に関してはピピピッピ案件だったため、逆を言うと"学び"しかなかったので、また"学び"については書けば書くほど悲しい気持ちが溢れ出てくるので物産展については触れません…。) 久しぶりの東京で、かつ5泊6日の少し長い滞在。出張中に休日はなかったので自由に過ごせる時間は夜

          週刊 やさか通信 Vol.4|〜23.11.20

          週刊 やさか通信 Vol.3|〜23.11.12

          …寒いです。 10月から随分と寒いなと感じてはいたけれど、11月に入ってからというのもの、もっと寒い。今でこんなに寒いのだから12月、1月は耐えられるのだろうかと戦々恐々している。寒い。それだけで、行動力が落ちる気がするし、それだけで動かない理由になり得る。寒い。 それに今年はカメムシが大量発生している。ある種の言い伝えで「カメムシが大量発生すると今年の冬は寒くなる」というのがあるのですが、もしそれが本当だったら寒いしおまけに臭いしで絶望の冬がやってくる。 まあ、カメム

          週刊 やさか通信 Vol.3|〜23.11.12

          週刊 やさか通信 Vol.2|〜23.11.5

          1週間に一度の投稿なら、いろいろと続かない僕でも続けられる。と、2週連続で記事を書いただけで何かを続けている気持ちになっています。 面白いこと、弥栄町に行ってみたいと思ってもらえることないかなと日々を物色し、なければ作ればいいかと考える。そんな感じでのほほんと過ごしていますが、いざイベントを作ったら作ったで集客をきちんとしないと成り立たないし、集客できなかったらとにかくゲストに申し訳ない。 軽い気持ちで始めなきゃ良かったと後悔することはたくさんあるけれど、成功したときの達

          週刊 やさか通信 Vol.2|〜23.11.5

          週刊 やさか通信 Vol.1|〜23.10.30

          島根県浜田市弥栄町という山奥にある村の、さらに山奥にある「浜田市ふるさと体験村」。自信を持って美味しいそばを提供してはいるものの、そばだけを食べにわざわざこんな山奥まで来ていただくのはなんだか申し訳ない。ということで、せっかく弥栄町に来ていただくならば、そば以外のこともお知らせできたら。そんなところで「週刊やさか通信」を始めます。 これから2週間のイベント情報11.3(金) 第34回産業まつり 弥栄町の2大祭りのひとつで、大変な数のお客さんで賑わうらしいです。もうひとつの

          週刊 やさか通信 Vol.1|〜23.10.30

          小学生の合宿の対応をしました。

          ふるさと体験村で小学校5、6年生の合宿の対応をしました。 内容は、そば打ち体験をして、自分たちで打ったそばを食べて、そのあとに自分たちで持ち込んだモルックをして、暗くなったら焚き火と花火をして、そしてお風呂に入った後にホタル鑑賞をしに夜の森を散歩して…。 こういう時間は、鮮明に記憶が残るわけではないけれど、なんとなく、大人になったときに懐かしい記憶になっていることが多いと思う。私自身がそうでした。 森の中で聞く風の音、季節を感じる匂い、肌寒さ、友達と過ごした時間が、曖昧

          小学生の合宿の対応をしました。