マガジンのカバー画像

プロフェッショナル(テクノロジーとサイエンス)

27
プロフェッショナルなお仕事を紹介。半導体関連の研究開発者の経験から、テクノロジーとサイエンス関連の本を中心にいろいろと。
運営しているクリエイター

記事一覧

読書 「武蔵野・江戸を潤した多摩川」 安富六郎(著)  農文協 科学の視点で歴史検証

1 本書 学術書とも言える多摩川に関する本です。著者の安富さんは、農学博士で、自らの足で…

読書 「講談社ブルーバックス」 世代を越えて読み継がれる自然科学の本達

扉の写真が汚い本棚ですいません 何が書かれているのか?興味を持たれたならば、ぜひ最後まで…

読書 IEEEの学術誌「IEEE JournalとTransactions」Apart, Not Alone

Aprt, Not Alone 離れていても一人ではない トップ写真は、コロナ下で世界がロックダウンして…

技術・科学番外編「LinkedInとResearcherGate」 日本の閉じた雇用環境に対する黒船

1 仕事で使うSNS どちらも世界標準の専門性の高いSNSです。 LinkedIn 世界最大級のビジネス…

読書「間違う力」高野秀行著 角川新書、「「ない仕事」の作り方」三浦じゅん著 文藝…

今回は三冊まとめて紹介します。メーカで研究開発をしていた時に、読んで印象に残っている本で…

読書「登山の運動生理学百科」 山本正嘉 著 東京新聞出版局  山登りの科学/登山の…

1 本書 著者の山本さんは、東京大学で教育学の学位をとられた人で、ヒマラヤや南米の山を岸…

読書「シリコン・ヴァレー物語 受け継がれる起業家精神」 枝川公一著  中公新書 変化を受け入れる

1 本書 シリコンバレーの技術史を俯瞰した本で、技術系の人、ビジネス系で技術史 を知りたい人にお勧めです。話は、スタンフォード大学とヒュレットパッカード(HP)の関係から始まります。次に、トランジスタとIC(LSI)の誕生。東海岸のベル研で発明されたデバイスが、研究者と一緒に西海岸に流れて花開きます。その次がアップルII(パソコン)の誕生。次から次へとエレクトロニクスの歴史を塗り替えるデバイス、技術が生まれた話しは、物語のようですが、実話です。興味のある方は、この後は自分で読

読書「アップルを創った怪物」スティーブ・ウォズニアック著 井口耕二訳 ダイヤモン…

1 本書 アップルのもう一人のスティーブ。スティーブ・ウォズニアックの伝記的な本で、プロ…

読書「世界一流エンジニアの思考法」 牛尾 剛著 文藝春秋 技術系の仕事の百科事典

1 この本との出会い noteに投稿を始めて半年ほどが経ちました。 駅前の書店の新刊コーナーを…

読書「Bipolar and MOS Analog Integrated Circuit Design」 深く読むことを教わった

仕事でとことん読み込んだ洋書の話しを書いてみる。 Bipolar and MOS Analog Integrated Circu…

読書「トランジスタ技術 2023年8月号 研究!1万円級ポケット計測器」 CQ出版社 Ho…

今回は、今書店に並んでいる技術雑誌(トラ技)に関する話しを書きます。 ネタばらしできない…

読書「定本 トランジスタ回路の設計」 CQ出版社 鈴木雅臣 著 教えることは最大の学…

今回は、回路設計を学ぶことと、教えることについて書きます。 20年ぐらい前のこと、”コルピ…

読書「太陽電池はどのように発明され、成長したのか -太陽電池開発の歴史-」日本太…

太陽電池、太陽光発電に関して書いてみます。 2025年4月から東京都では、太陽光発電設置義務…

読書「CCD/CMOSイメージセンサの性能と評価測定」 米本和也著 CQ出版社  よくぞ書いてくれた、出版してくれた

今日は半導体デバイスの評価測定について書きます。 本との出会い 前職が、アナログLSIとセンサーの研究開発で、CCD/CMOSイメージセンサの開発にも関わっていました。デバイスの開発に必要な情報は今なら、ほとんどなんでもネットから得られますが、その前は、専門書、技術論文、特許を読み漁って得ていました。 この本は、仕事のために買い求めた専門書の一冊です。米本さんが先に書かれた「CCD/CMOSイメージセンサの基礎と応用」も読んでます。 電気屋・電子屋の専門書 研究開発の専門