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読書「小出郷山岳史」 小出郷山岳協会編   自費出版との出会いは一期一会

この本との出会い
山スキーの帰り道に寄った、道の駅「いりひろせ」が出会いの場です。置いてあったサンプルに、版元の印刷屋さんから購入できるとメモがはさんであり、じっくりと読みたかったので、後日、注文して手に入れました。

自費出版との出会いは一期一会
関係者に配布するため少数だけ刷られた、いわゆる自費出版の山や自然の本には、素晴らしいものがあります。ほとんどがデジタル化されていないので、ネット上では見れません。
山登りの行き帰りに立ち寄る、道の駅、観光センター、小さな博物館など、あるいは泊まる宿に、本が置いてあれば確認して、これはと思う自費出版本があったら、躊躇せずにその場で買います。その場で買えなければ、後で時間をあけずにネットで探します。購入を先送りすると、買えなくなることもあるので。
この本は版元に電話で問い合わせたら、一度、在庫がなくなったと言われ、しばらく、探してもらいました(探してくれました)。この本は、まさに一期一会で、手にしました。
本を探すだけなら、登る山の地元図書館へ行けばいいのですが、私の場合は、本探しのために、地方の図書館には行ってないです。

本書の価値
たとえば、明治から昭和初期の登山の記録が読めます。このような一般書には、書かれていない情報満載です。明治時代に今の福島・群馬・新潟の県境の山々で行われた、探検の記事が特に面白かったです。
写真2の左下に探検隊が作成した地図があります。現在の地名を追記してあります。私が山スキーで滑った山、沢登りで遡行した沢です。

山や自然関係に限らず、神社仏閣、地元の歴史、人物の歴史など、自費出版探しを楽しんでいる人、けっこういろんだろうなと、想像してます。

写真1 本書の表紙(著者撮影)


写真2 明治の探検隊の写真(左上)と地図(左下) (著者撮影)
写真3 探検隊が調査したエリアの写真(中央が越後駒ヶ岳)

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