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【塾生インタビュー企画 私たちの軸足#7】~”アンテナを張る大切さ"を学べた場所~

このnoteは、薮中塾生の普段の活動や専門性を発信する企画の第7弾です。🌻
今回は、新たに、編集部の柴田紗良が担当します!

初めまして、編集部の柴田紗良(さら)です!
薮中塾6期生の中では、Sara-J、さあたんなどと呼ばれています☺️(私がインタビューされている記事はこちらから)

さて、今回私がインタビューさせていただいたのは、薮中塾のOBさんである、松本隆登さんです。
松本さんは4期に入塾をし、5期ではディレクターとして5期生を引っ張っていました。現在は大阪大学院工学研究科修士2年で、4月から社会人になります。
インタビューでは、気さくな松本さんの人柄が露わになり、とても話しやすかったです!

薮中塾 ②

(薮中塾の活動時の松本さんの写真。一番左に座っているのが松本さん)

「工学」の研究

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか?

 洋上風力発電について研究をしています。

研究では、長崎県五島列島沖における洋上風力発電の最適な設置場所の検討を行っていました。近年再生可能エネルギーの中でも高く期待をされている洋上風力発電ですが、現在日本では4基しか導入がされていません。その主たる理由として漁業従事者との合意形成が困難であることが挙げられます。そこで、漁業と洋上風力発電双方のポテンシャルの高い長崎県五島列島沖を対象地域として設定し、風車の最適な設置場所の検討を行っていました。具体的には、風車を建てた場合年間発電量建設コスト漁業への影響を評価関数として設定し、遺伝的アルゴリズムを用いることでそれらの最適化を行い、最適な設置場所を導出しました。

工学部 ②

(工学部時代の活動の写真)

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか? (1)


学部時代は船舶海洋工学を専攻しており、今やっている研究とは異なる研究をしていました。薮中塾に学部4年生の時に入塾した影響もあって、もっと社会との接点を持てる研究をしたいという気持ちが高まり、今までの自分の専攻のバックグラウンドを踏まえつつ、社会問題にそぐう研究はないか、と教授に相談した結果、洋上風力発電の研究に取り組むこととなりました。

「船舶海洋工学から社会問題に興味を持つまで」

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか? (2)


学部の3年生の時に、半年間フランスに交換留学に行っており、そこで住んでいた学生寮での経験がきっかけです。共同キッチンで食事をしている際に、ウクライナ人の友達に「北方領土についてどう思う?率直な意見を聞きたい。」と言われました。当時の私は英語力もさることながら、そもそも北方領土問題について自分の意見を持っていませんでした。このことから残りの3年間で、自分が避けてきた英語、社会科の科目(特に国際政治)を学びたいと思うようになりました。そこで勉強する場を探している中、 偶然Facebookにて薮中塾を見つけ、イベントに参加し、実際に応募するに至りました。

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか? (3)


様々な人との「出会い」です。日本の外交・経済政策であったりを真剣に考える塾生に出会い、また、外交の最前線で活躍されていた薮中先生との出会いによって、自分も将来日本を代表するような仕事がしたい!と思う様になりました。
薮中塾に入るまでの僕は、日本の今後や、世界のことなど考えた事もなかったので、そのようなことに当事者意識が芽生えたことが一番の変化かもしれません。

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか? (4)


様々な分野に「アンテナを張る」ことの大切さを学べたことです。薮中塾では毎月、多様なテーマで勉強会をするのですが、勉強会を通じてこれまで学んだことのない分野・課題について触れ、そしてその事柄に対して自分の考えを持てるようになりました。社会人になってからも、仕事に忙殺されるのではなく、少しでも自分の知見を広げる時間を取りたいと思っています。

「これから薮中塾生になる皆様へ」

Q. 工学研究科ではどのような研究を していたのですか? (5)


今まで読んだ本の中で一番好きな言葉で「人生の質は出会いの質」というものがあります。自分の人生がどれぐらい豊になるか、というのはどれぐらい良い出会いをしたか、によって決まると書かれていました。4期生として薮中塾に入り、次の5期生の運営もやりたいな、と思えたのは高め合っていけるような仲間に出会えたからです。薮中先生や同期の塾生との出会いのお陰でその後の人生が大きく変わりました。また、OB・OGとの繋がりも強いため、薮中塾に入ったら必ず良い出会いがあると思います。また僕自身、誰かの人生を豊かにできる様な一人でありたい、と思っているので、いつか薮中塾でお会いできることを楽しみにしています!


【インタビュイー】松本隆登(まつもとたかと)
【聞き手・ライター】柴田紗良(しばたさら)

第6回インタビュー企画では、4期、5期の運営として薮中塾に長らく携わってくださっていた松本隆登さんからお話をお伺いしました。

元々は社会問題に興味がなかったけど、もっと学びたい!という意欲から薮中塾に長らく携わってらした、強いエネルギーを感じました!
また、薮中塾での出会いを未だに大切にしてらして、6期生の勉強会にも顔を出していただいたりしました。
私も松本さんを見習って、「出会い」を大切にする人生にしていきたいです!

それでは次回もお楽しみに♪


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