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10/12

『夜、僕らは輪になって歩く』ダニエル・アラルコン(藤井光:訳)週末に読了。
おもしろかった!
タイトルに惹かれて手に取って、読みはじめはなかなか入り込めなくてどうしたものかと思っていたけれど気付いたら、ぐわっと引っ張り込まれていた。(ネルソンがディシエンブレのオーディションに受かった辺りか?旅に出る辺り?それとも語り手としての僕がはっきりと出てくるところか…)

南米についての知識は残念ながら全く持ち合わせていないものの内戦についてやその国の歴史的な背景はわからなくても物語として面白かった(もちろん、そういうものをわかっていた方が理解が深まるのかも知れないけれど)。
もともと舞台を観るのが好きなので(ここのところめっきり行けていないが)、読みながら舞台の照明の暗さや明るさを思い出して鼻先がつんとした。

何となくジュノ・ディアス読んだ時みたいなおもしろかったなあっていう気持ちが湧いてきたのでたぶんこの作家さん好きなんだろうな。最後はちょっと腑に落ちなかったけど。
前作も是非読もうと思います。

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