ひとり街の隅っこで佇むぼくと
ひとり瓦礫の角で転ぶきみと
何が違うというんだろう
行くあても帰るあてもない心で
追うのは空舞う鳥の背中
群れをなす問いかけは
足場などすぐに崩してしまう
半欠けの月に身体を預け
時が過ぎるのをただ待っている
生きている意味なんてないんだ
どうせないならなんてうわごと
繰り返しても待つ明日がある
きみに会いに行くために

ひとり夜に石っころ投げるぼくと
ひとり朝日に耳を塞ぐきみと
何が違うというんだろう
後悔と哀しみが積もる心で
追うのはいつかの去った背中
仇をなす身体すら
膝を折り既にくずおれている
やわらかい色の空に抱かれて
時が来るのをただ待っている
生きている意味なんてないんだ
どうせないならなんてうわごと
繰り返しても待つ明日がある
きみに会いに行くために

生きている意味なんてないんだ
どうせないならなんてうわごと
繰り返し待ちたい明日がある
きみに会いに行くために