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【映画レビュー】Red

宝くじのCMで久しぶりに妻夫木くんを見て、妻夫木くんを調べたら出てきた「Red」。

R15指定なのと、内容的にも、一人でじっくり見るのがオススメ。
評判がピンキリなので、好みがあるのかな。
私は誰しもあるよね〜って感じるポイントたくさんあったんどけど…。

ちなみに、不倫に関しては肯定も否定もしません!
選ぶのは、その人ですからね。

直木賞作家の島本理生による、センセーショナルな内容が話題を呼んだ小説「Red」を、夏帆と妻夫木聡の共演、「幼な子われらに生まれ」「繕い裁つ人」の三島有紀子監督のメガホンで映画化。誰もがうらやむ夫とかわいい娘を持ち、恵まれた日々を送っているはずの村主塔子だったが、どこか行き場のない思いも抱えていた。そんなある日、塔子は10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦と再会。塔子の気持ちを少しずつほどいていく鞍田だったが、彼にはある秘密があった。主人公の塔子を夏帆、塔子がかつて愛した男・鞍田を妻夫木が演じるほか、塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳役で柄本佑、塔子の夫・村主真役で間宮祥太朗が共演する。




(1) 夏帆さんの“心が空っぽ感”がヒシヒシと

大きな素敵な家に、仕事バリバリな旦那さんとかわいい子供。
旦那さんの両親と住んでて、他人から見れば幸せそうな家庭に見える。
でも、時々見せる夏帆さんの雰囲気が、心の中は空っぽなんだっていうのが伝わってくる。
自分がない、そんな感じ。


(2)ものすごい愛してしまった相手って、いるよね

タイミングが合わなかったり、ダメ男(女)だったりするんだけど、ものすごい愛してしまった相手っているのでは?と思います。
忘れられない相手とかね。
人生長いんだから、そりゃいるよね。
うん、分かる。


(3)働きたい夏帆と、働いて欲しくない旦那さん

きっかけは妻夫木くんのお誘いだけど、仕事を始めて外の世界を見て楽しそうだし、認められて幸せそうな夏帆さん。
それを不安に思う旦那さん。
だんだんとギクシャクしていく二人。

旦那さんは、不自由させていないのに何故夏帆さんが仕事をするのか?とか、夏帆さんの仕事は母親だと思っていたり(押し付け)。雪の中、早く家に帰ってこいと言ったり…。
裏には不倫を疑う不安な気持ちがあってのことだけど、ちょっと自分のことばっか考えて、理想を押し付ける旦那さん。
こういう人いそうで、正直嫌な人だなと思ってしまった。


(4)自分を押し殺して我慢すれば、家族はうまくいくと思っていた夏帆さん

分かる。分かりすぎるー!
私も最近まで私が我慢すればいいと思ってたの。
家だけじゃなくて、人生、全てにおいて。

子供生まれてから特にそうだった。
自分を後回しにするのが染み付いちゃってるって感じで…
もっと仕事したいのに出来ないし、好きなもの買いたくても買えないし、やりたかったこと1つもできてないなっておもう日々。
我慢我慢我慢我慢の連続だもん。

でも、自分さえ我慢すればいいなんて、絶対そんなことないんだよね。
偽りの上に幸せは積み上がらない。



私は、かなり感情移入するので、共感ポイント結構あったんですが、、、。

いつもこういう話を見聞きするとき、

「一生一緒にいると決めた相手なのに、何故お互いの気持ちを伝えあったり、歩み寄ったりしないのか。どう生きるかはその人たちの自由だけど、自分で一緒にいると決めたのに。」
という旦那の言葉が思い出されます。

この映画は、もっとうまい選択があったかも知れないし、幸せになれる方法があったかもしれないけど、いまの現状は、大小様々な選択の中で成り立ってて、選択は全て自分の責任…。

それを忘れてると思う。


それに、自分だけが我慢するなんて一生続けられるわけないよね。
もっと素直に伝えるべきことは伝えないとね。



余談ですが、口コミ調べてたら、心底愛した相手が一人もいないって書いてる人がいて、
私は猪突猛進タイプで好きならトコトンのめり込むから、その時その時、どの人もとことん愛してきたんだけど。
(その度傷ついたり、傷つけてきてるので、誇れるものでは全くありませんけど)
心底愛した人がいない、そんな人が世の中にいるのだなぁと…なんか、勉強になりました。

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