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ドカ盛りのお店にはドカ食いの客が集まる

荒川区役所周辺で最も有名な町中華「光栄軒」。区役所に用事があったので一度は行ってみようかと訪問。盛りが多いとは聞いていたが、よもやここまでとは絶句。これは大食いコンテストではないか。オーダーは炒飯@600だったが、周囲のお客さんの頼むありとあらゆる料理がメガ盛りである。
 さて出てきた炒飯はメガ山盛りである。特大のボール型に盛られた炒飯は帽子のヒサシが付いているように裾野が広がり、更に皿からはみ出している。大阪桐蔭高校野球部を目前にした弱小高校のような気持ちで、やや絶望的な気持ちとなったが、気を取り直して『行けるところまで行こう』とスプーンで端から崩してゆく。炒飯が美味いか?と問われれば、笑って答えずというところだが、これだけ大量のご飯を中華鍋で振るのだから、多少は火が通っていない部分があっても仕方がない。ところどころにお焦げがあるのも山賊の賄い料理のような豪胆さ。だいたい2/3くらいのところから苦しくなってくる。おまけに白いご飯部分ばかりが残ってきて味がない。あまり残しては失礼というか、そもそもこういうお店に来たことがモラルに反することになるので、添えられたお新香で味をつけ、スープで炒飯を胃袋に流し込む。頑張って完食に近いくらいの仕上がりに到達。
 お店を出てからお腹が苦しくて気持ち悪くなったので、区役所前の公園で休憩。それにしても隣の5人組の若い男性客たちは、このお店でオムライス大盛りを頼んだり、オムライスとラーメンを一緒に頼んだりしていて、頭がおかしいのではないかと思った。脇を通過したオムライスはラグビーボールのように巨大で、大盛りオムライスは重いチキンライスをもはや包むこともできずに卵焼きがビローンと乗っているだけ。しかし見渡せば、このお店の来店客はほとんどのお客さんが「炒飯とレバー」とか2品オーダーしている。ドカ盛りのお店にはドカ食いのお客さんがやって来るのだなと感心。まさに類は友を呼ぶが目で確認できた。
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